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突撃! 勇者の面接試験!~アルファ編~

おまけ1

「はい、ということで始まります。僕、平和 穣治がお送りする『突撃! 勇者の面接試験!』今回のゲストは開闢(かいびゃく)の魔法戦士ことアルファくんです。わーぱちぱち」

「え、本編の前におまけが入るって何事」

「細かいことは気にしちゃ駄目だよ。思いついたはいいけどどこに話を挿入すればいいのか分からなかったんだよ」

「さらっと放たれるメタ発言! どうも、アルファ・ソルジークです」

「本編では背の低い黒髪やさぐれボーイとしか語られていませんが、その本性やいかに!?」

「背が低い言うな! 成長期はこれからなんだからな! あとやさぐれてねぇ!」

「では質問一、あなたの特技を教えて下さい」

「綺麗に流すな! つーか特技とか……光魔法?」

「………え?」

「え?」

「特技光魔法なの?」

「うん。普通に得意だけど」

「何かこう、もっと日常的な特技はないの?」

「日常って……基本的に毎日依頼をこなしているか、剣闘場で戦っているかだからなぁ」

「凄いね。毎日スリルの連続だね。でもそれだけ戦闘をこなすなら、武器や防具にはこだわりがあるんじゃない?」

「いや、武器とか防具とか天空から降りてきてるやつ使ってるだけだし」

「まさかの天からの贈り物だった! さすが勇者、世界の待遇が違う!」

「え、必要なものってそこら辺の宝箱なり道端なりに落ちてるもんじゃないの?」

「落ちていません! はい、次! 苦手なものは何ですか?」

「ない。勇者だから」

「即答! じゃあ、何でもこなせる秘訣は何かな?」

「え~、パーティーからハブられないこと。大抵のことはレベルでごり押せる」

「人生ゲーム感覚! これぞ勇者クオリティー!」

「どうにもならないときはアイテムでチートする」

「そして最後のアイテム頼り!」

「遠くの神より近くのポーション、これ基本」

「名言いただきましたー! では、三番目。ツンデレですか?」

「違います」

「ツンツンデレだね。分かるよ、その気持ち」

「ちゃうわ! つーかジョージ、キャラぶれてねぇか……?」

「……こうでもしないと話についていけない」

「………お、おう。わりぃ」

「はい、ということで今回のゲスト、アルファくんでした。それでは最後に一言!」

「エターナルフォースブリザード!」

「ちょ」

「効果:店が凍る」

「あれ、アルファくん? 本当に凍ってるんだけど……」

「……ノリで発動させちゃった☆反省はしているが後悔はしていない」

「どうするの!? これじゃあ本編始まる前に終わっちゃうよ!?」

「ま、どうせおまけだし。なんとかなるだろ」

「それもそうだね!」

「それでは」

「「お目汚しすいませんでしたッ!!」」

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