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プロローグ

 街のいたるところから悲鳴や絶叫が聞こえる・・・。貴族派の兵たちが略奪と暴行をしているのだろう。そんな喧騒のなか一人の少年が、肘から上のない女性の右腕を持って、虚ろな目で歩いていた。年齢は10歳程度、アーバルト王国では珍しい黒髪を短く刈った、蒼目の少年。すでに生を諦めているのか、周りの人間のように走って逃げる気配すらしない。

 すぐ隣を走り抜けた若い男が頭を流れ矢で貫かれ死ぬ・・・。誰も気には留めない。

 焼ける家の前で老婆が狂ったように笑っている・・・。誰も近づかない。

 親を求め叫ぶ子供が暴力の徒となっている兵達いるだろう方へ走ってゆく・・・。止めるものなどいない。

誰もが生きるため、大切な者を守るために精一杯なのだ。逃げる人間たちに幾度とぶつかり、何度も倒れたが、右手に持った腕は放さず、再び起き上がり歩き続けた。

 兵達が近づいて来たのだろうか、後方の喧騒が大きくなっている。それでも少年は走ろうとしない、ただ黙々と歩む。かつて無償の愛をそそいでくれていた者の一部を持って。ただただ、歩く。もちろん行くあてなどない・・・。

 これがアイン・ストラトスの最初の絶望。

見きり出発です。不定期です。すいません(-.-)\\

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