雲母(キララ)
掲載日:2026/06/09
雨上りに日が差して
茅草の雨粒たちが笑う
紫陽花も咲く道
懐かしさと共に歩いてゆく散歩道
日の届かない場所で
竹林とシダ、紫陽花が生き生きとして
葉のみどりが色濃く息づくドクダミの
白い十字を広げた花がいくつも咲いていた
ほのかな香りは毒矯と野生の香り
浮ぶ面影に映る虹が空を舞った
竹林がそよいで安心感に包まれる
気が弛みソファーで寝落ちしてしまう夜ふけにふと起きて
窓から夜空を見上げると星が綺麗で
虫の声と、夜鳥の声が聞こえてきた
ドクダミの花の香り
白い追憶の光に誘われて
滲む思いをたどる散歩道が
自身の毒をとかしてくれる
竹箒に乗って星を集める雲母
あの丘のベンチで月と肩を並べて夜空をみる雲母
誰かをおもう夢の言葉も雲母
大切に浮かばせてゆきたい
多くに慄く心の果てに
きっとたったひとりの神様がみてくれている
雲母 星のように光に変えて
心(夢)の中へと連れて還りたい




