メモ1
これからの人類の想定として書き連ねていくもの。
人類が時、肉体の制限を徐々に解放していく。
貴方は1つ。身体は複数になる。
貴方の時間は複数に、貴方の今は無数にある。
それは人と言えるのだろうか?
いや、それは難しい質問だ。
現代の人が耐えれる枠を超えているから。
補助が必要なのだと思う。
Q.さて、君は光の速さで行くにしても、7年はかかる場所に人類がたどり着くにはどうすれば良いか分かるだろうか?
A.光の速さの乗り物に乗る。
これは良いだろう。ならば、
Q.もっと楽に行きたいならどうする?
そうだね。
A.テレポーテーション
それは無理だって思うのかな?
そうだな、、身体があれば無理なんだ。
物体が大きいほど、実態が構成されているほど。
お分かりいただけたかな?
あらかじめ該当の場所に身体を送り込んでおき、、人間の記憶情報を電子として届けてやる。別の身体にね。
これがあれば他の星を今以上に探索できるわけだ。
時は2030年頃になる。
人間の脳にマイクロチップを埋めて脳をデータ化する許可が出て数年、5Gから6Gへ世界は移り変わり、仮想現実世界が実装された。
そこで人類はあらゆる感覚を有しつつ自由な姿になることが出来た。
''もうひとりの自分''というのが適切か。
同時期になるが、
人類はレンズや電磁波を通じて宇宙を観測していたが、実態として、隣の星ですら満足に探索出来なかった。
・何があるか分からないから予測の域で述べるだけ。
・少量の物質などから観測データを出すだけ。
時代の流れか、、それとも構想から存在した必然か、。
ある1つの提言がなされた。
「人間の脳をデータ化できるのであれば、データをコピーしてアンドロイドにインストールさせることで、自己判断や認識のもと安全に惑星探索が可能なのではないか?」
さっそく試された。結果は【失敗】
人間本来の肉体の感覚を脳が認識しているのだが、アンドロイドにインストールさせて目覚めた機械生命体の身体には適応出来なかった。
「彼」は回路が焼ききれて亡くなってしまったのだ。
次に提言がなされた。ただ、この頃人類とAI(人工知能)の共存問題が指摘されていたのだから、元々構想として存在していた節がある。
「人間本来の肉体の感覚に違和感を持たないように、AIがサポートして、アンドロイドに適応させてはどうか?」
結果は【成功】だった。
AIチップをアンドロイドに埋め込み補助的な役割をさせた。
またメタバース世界にAIの統合メモリーを用意して、アンドロイド達の行動から得られる惑星探索結果のデータ収集がとても役に立った。
この時人類はまた1歩進化したのだ。
''1つの肉体、時の制限から解放''されたのである。