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ここは魔の大森林だが、川を挟んだ残りの部分になる。
魔の大森林の最奥、ローヒルミ山脈から流れ出て作られたローヒルミ大河。
途中で2つに分かれた先の1つが、いつも草原に出る時に通っている橋が架かった川になる。よく釣りをしている川だな!
そして残りの1つが辺境の街ラットルの北側を通って、交易都市ラードンまで続いている川になる。
違いは川幅だな。草原側の川幅が5~6m位だったのに対し、北側は倍はあるんじゃないのかな?交易都市ラードンに辿り着くまでに川幅は狭まって、さらに枝分かれしていくが。
ローヒルミ大河、ローヒルミ河、ローヒルミ川と言う感じだろうか?
ローヒルミ山脈とローヒルミ大河、そしてローヒルミ河に囲まれた魔の大森林の1/4位の部分になる。
一番の問題は辺境の街ラットルの北側から橋が架かっていない事だ。
川幅が広く、川を渡ってくる魔物がいないからだ。わざわざ橋を架けて魔物の通り道を作る必要はないと言う事だな。自然の要塞みたいなものだからね!なので北側の外壁から河までの森は冒険者以外の住人でも薬草取りや動物狩りなどに来ている。また、主にこの森から薪になる木が提供されている。
一度魔物を排除してしまえば、川を越えてこない限り魔物は増えないから安全だ。辺境の街ラットルを建設する時に最優先で魔物狩りが行われたと聞いた。北の外壁から河までの距離はおおよそ5kmだそうで、魔物のいない安心安全な森なんだって。飛んでくる魔物は別だが。
街の東側だけが地続きになっているが、東側の外壁から河まで外壁を延ばして完全に森に蓋をする形になっている。北の外壁にはいくつか扉があり、森に入る時は兵士に申告する事が義務づけられている。
飛んでくる魔物が完全に排除できない以上、自由に往来までは許可できないと言う事かね。
そんなわけで魔の大森林に入るためには一旦交易都市ラードン方面に移動し、途中にある宿場町で橋が架かっている所から森に入り、そこから辺境の街ラットルに戻りつつ魔の大森林に入ると言う物凄く面倒臭い事をしていた。
宿場町に着くころには段々と魔の大森林から普通の森に変わっていっていて、境目は魔物の強さで測るしかないと言われた。
この時点で既に10日かかっている。宿場町まで5日、森から魔の大森林に移動するまでに5日だ。雪で馬車の往来が完全に止まっているので、歩きと言うかスキーで移動している。
お読みいただきありがとうございました。




