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いや~~、癒された!癒しネコさんの効果は絶大だっ。
存分に撫でくり回して、抱き上げてグルグル回してやった。半年ぶりの再会だからね、メルも喜んでくれたよ。ちょっと恥ずかしそうだったけどね。
途中顔を出したラデス殿下には目が笑ってない笑顔を向けられたけど構うもんかっ。今の俺にはメルが必要なんだ。
そうそう、ついに辺境伯家の工事が始まったんだって。軍施設が出来上がってからの予定って言ってたもんな。確か家と領主軍の施設を拡張して新しく建てるんだったよな?
今回の事で辺境の街が一回りくらいデカくなったんじゃないのか?ラデス邸の大きさを見るに相当広範囲の森を切り開いたみたいだしな。
それに辺境から交易都市ラードンまで続く街道にも宿場町を新たに作る計画が持ち上がっているそうだ。途中まで野宿が多いからそこを何とかしようって事らしい。王族が新たに居つくとなると凄い事になるんだな。
辺境の街がさらに発展しそうだな。良いこっちゃ。
家に帰るとサラとダイが走って来て出迎えてくれた。2人を抱き上げ、両腕に抱えてリビングに向かう。
「お帰り」
「ただいま。ロイの事は聞いてます?」
「ああ、ギルドから連絡があった。リーザスだろ?」
「そのようですね。試験は大丈夫だと思いますけど、あの国はなぁ」
「よその国で上手くやるのも高ランク冒険者の務めだからな。貴族の依頼が入る可能性があるしな」
「そう言えば俺はないですね・・貴族の依頼って」
「お前は王族専用みたいなもんだからな。国の依頼が途切れないんだ、横入りし辛いだろ」
「専用になったつもりはありませんけどね。そのお陰で他の貴族と付き合わなくて済むならまあいいです」
「お父さんは貴族が嫌いなの?」
「そうだな、苦手だな」
「そっかぁ」
「どうしたんだサラ?何かあるのか?」
「ううん、何でもない!」
俺の言葉を聞いて眉を下げたサラと、そんな俺達を見てオロオロするダイ。
この反応は何だ?リズさんに視線を向けるも、リズさんは素知らぬ顔をして茶をすすっている。
訝しく思うが誰も説明してくれないから見当もつかない。聞いても話してくれないし。俺が貴族を嫌いだと何か問題でもあるのか?
森尾 陸 45才 SP27397
人族 Lv102
スキル
体術Lv5 身体強化Lv5 剣術Lv1 魔力上昇Lv5 魔力制御Lv5
魔力感知Lv5 危険察知Lv5 魔力隠蔽Lv5 気配遮断Lv5
風魔法Lv5 水魔法Lv5 火魔法Lv5 土魔法Lv5 回復魔法Lv5
雷魔法Lv5 氷魔法Lv5
状態異常耐性Lv5 物理耐性Lv5 魔法耐性Lv5 料理Lv2
暗視 遠見 鑑定 索敵 隠蔽 隠密 罠察知 罠解除
固有スキル 言語翻訳 収納ボックス 道花
ロイ 32才
猫族 Lv60
スキル 体術Lv3 身体強化Lv3 剣術Lv3
メル 27才
猫族 Lv31
スキル 体術Lv1 身体強化Lv1 裁縫Lv2 料理Lv1
リズ 46才
人族 Lv62
スキル 体術Lv3 身体強化Lv3 剣術Lv3
サラ 15才
人族 Lv24
スキル 身体強化Lv1 料理Lv1
ダイ 13才
人族 Lv9
スキル 身体強化Lv1 剣術Lv1
お読みいただきありがとうございました。




