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リーリンの花のように  作者: きみあきつき
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 今日は街の中央にある広場を目指すことにした。広場の近くには商業ギルドがあり、他の街から入って来た交易品がいったん集まるそうだ。大きな商会も集まっているそうなので見てみたい。

 もしかしたら米を売ってる所があるかもしれない。


 街中にも乗合馬車が走っているので利用することにした。


「うわー凄いね・・」

「ああ、どこに行っても人が多いな」


 広場に着いたが人の多さに辟易する。いつまでも突っ立っているわけにもいかないので、店を見て回る事にした。


「ロイ、メル迷子にならないようにするんだぞ」

「分かってる!」

「わかったー」

「メル疲れたらすぐに言うんだぞ」

「うん」


 近くにある店から順に覗いてみる。今まで見た事無い野菜や果物、穀物類があるが今の所欲しい物はないな。

 店の従業員さんに米はないか聞いてみたが、聞いた事無いと言われてしまった。この世界にはないんだろうか?諦めきれない。


 途中メルが興味を惹かれたお菓子があったので購入する。干しブドウが練りこまれたクッキーに小麦粉を練って揚げたようなお菓子だ。上に砂糖が塗してあって美味しそうだ。かりんとうっぽいな。


「ロイも欲しい物があったら言うんだぞ」

「うん、リク兄の欲しい物はないの?」

「ああ、今の所無いな。まだ時間はあるしゆっくり見て回ろう」


「あっ!家具屋に寄ってもいいか?」

「家具を買うの?」

「いや、クッションが欲しくてな。馬車に乗った時、尻が痛かったから下に敷きたいんだよ」

「そんなに痛かったかなー?」

「俺には辛い・・」

 やっぱりロイ達は平気なんだな。育った世界の違いだろうな。


 目に付いた家具屋に入ったがなかなか気に入った物が見つけられなかった。ちょっと固いんだよなー、もっとフワフワしたのが欲しい。

 ロイに勧められて布団屋にも行ってみる事にした。


「これいいな!」

 今まで見てきた中で一番柔らかいのを見つけた。が、お値段も一番高い。

 どうやら羽毛が入っているらしい。ふかふかだ!


「リク兄こっちもいいんじゃない?」

「ん?おおっ!こっちの方が弾力があるな」

「羊の毛を使ってるみたいだよ」

「値段は銀貨30枚か。これにしよう!」

 羽毛クッションが1つ銀貨70枚するのを考えると、こっちの方がお得だな。

 羊毛クッション3つと敷物も買うことにした。今の所使う事はないが手触りが良かったのだ。寝っ転がりたい感じだ。


 屋台でお昼を取りつつ宿がある方に向かって行く事にする。








お読みいただきありがとうございました。

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