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リーリンの花のように  作者: きみあきつき
46/896

46 徴税の日

 ロイのランクがDに上がった。

 依頼報告をした時にモリーさんから告げられたのだ。

 春先から順調に依頼をこなしていたから、そろそろだろうとは思っていた。


「おめでとう!ロイ」

「ロイ君おめでとうございます!」

「ありがとう!」


 凄く嬉しそうだ!ランクが上がるのを楽しみにしていたからな。

 Eランクだとまだ初心者と言う感じだが、Dランクからはやっと一人前と言う認識だ。ロイがまだ9才と言う事を考えれば凄い事だ!!

 と言うか、ロイが望んだ事とはいえ8才から働かせていたんだよな・・

 この世界では小さい頃から親の手伝いをしたり、奉公に出たりなんて事が普通だが元の世界では考えられないよな。

 ロイのランクが上がったのは嬉しい事だが、何だか微妙な気分だ・・


「リクさんはCランク試験資格が得られましたよ。一定人数が揃わないと試験が出来ませんので、もうしばらくお待ちいただく事になりますが」

「そうなんですか?ちなみに試験内容って何ですか?」

「内容はその時々で違いますので何とも言えないですね。ただ、Cランクからは指名依頼が入る事もありますので、様々な状況に対応していただく必要があります」

「へ~」

「リク兄もおめでとう!」

「おお、ありがとう」

「また日程が決まりましたらお伝えしますね。それからもうすぐ徴税の日になります。ギルドカードから引き落とされますのでよろしくお願いします」

「分かりました。税率ってどの位ですか?」

「冒険者の方の税は国の定めでは収入の2割になりますが、ラットルでは収入の1割になります」

「えっ!?そんなに安いんですか?」

「はい、ここ辺境の街ラットルでは冒険者の皆様がいらっしゃらないと成り立ちませんから、その分優遇されています。素材の買取額も少し上乗せされているんですよ!」

「そうなんですか、知らなかったな。でも移動してる冒険者はどうなるの?」

「徴税時期にラットルにいて、1年間のうち3か月以上依頼を受けてないと通常の2割ですね。依頼内容はギルドで記録されていますので誤魔化せません」

「なるほどねー」

「他の主要な街では優遇内容が変わったりするんですよ。ラットルは魔の大森林の魔物を倒してもらいたいので買取額を優遇しているんです」

「へ~、街によって違うのは面白いね!」


 税の支払いとか全く頭になかったな。そりゃあるよな。でも少しでも優遇されてるのは有り難い。危険な仕事だしな!


 それにしても、指名依頼か・・何か面倒臭そうだよな。断る事が出来ればいいけど、相手によってはトラブルになりそうだ。

 まあ、今から気にしてもしょうがないか。


 今日はお祝いだ!



 森尾 陸 22才 SP359

 人族 Lv32


 スキル 

 体術Lv5 身体強化Lv5 魔力上昇Lv5 魔力制御Lv5

 魔力感知Lv5 危険察知Lv5 魔力隠蔽Lv5 気配遮断Lv5 

 風魔法Lv5 水魔法Lv3 火魔法Lv3 土魔法Lv5 回復魔法Lv5

 状態異常耐性Lv5 物理耐性Lv5 魔法耐性Lv5 

 暗視 遠見 鑑定 索敵 隠蔽 隠密 罠察知 罠解除


 固有スキル 言語翻訳 収納ボックス 道花


 ロイ 9才

 猫族 Lv21


 スキル 体術Lv1 身体強化Lv1 剣術Lv1


 メル 4才

 猫族 Lv1


 スキル 体術Lv1 身体強化Lv1



お読みいただきありがとうございました。

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