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この世界に来て初めての冬を迎える。今は冬に向けて出来るだけ依頼を受けるようにしている。
この辺境の街ラットルは、ローヒルミ山脈が近い事もあり雪深くなるそうだ。完全に雪で閉ざされる事はないが、わざわざ寒い中狩りに出たくはない。なので多くの冒険者が冬に向けて蓄えておいて、雪が解けるまで休業だ。依頼が無くなる訳ではないが、受けるのはお金が足りなくなった連中だけだろう。もしくはギルドから直接頼まれた人達だな。
そんな訳でいつにも増してギルド内は混雑している。依頼の奪い合いになるためいつもより早く出てきたが、意味なかったな・・考える事は皆同じか。
「リク兄、取って来たよ」
「何にしたんだ?」
「大猪の肉5体分だよ」
「悪くないな。それにしよう!」
ロイもだいぶ魔の大森林に慣れてきた。剣術の腕もメキメキ上達している事が自信になっているのだろう。剣術教室の先生に褒められたと言っていたからな。
そう言う事もあって最近はロイに依頼を選ばせている。成長が嬉しい!
冬の間も剣術教室は開催されるそうだ。普段からギルド裏の広場は自由に使用できるが、冬も同じだ。むしろ冬場の方が賑わうそうだ。狩りに出ない分、腕が鈍らないように訓練する人が多いらしい。
ロイも剣術教室とは別に冒険者仲間と訓練の約束をしているんだって。
いい事だ。俺はしないけど・・魔法職だからね!
代わりと言っては何だが、ギルドにある資料室に通おうと思っている。こないだモリーさんと話していて資料室の存在を知ったのだ。冒険者は無料で利用できるそうだ。まだまだ知らない事が沢山あるからな!魔物の資料だけじゃなく、この国に関する資料もあるそうで楽しみだ。
市販の本は高額で気軽に買えないからね。勿論メルの絵本は別だ!
森尾 陸 21才 SP235
人族 Lv28
スキル
体術Lv5 身体強化Lv5 魔力上昇Lv5 魔力制御Lv5
魔力感知Lv5 危険察知Lv5 魔力隠蔽Lv5 気配遮断Lv5
風魔法Lv5 水魔法Lv3 火魔法Lv3 土魔法Lv5 回復魔法Lv5
状態異常耐性Lv5 物理耐性Lv5 魔法耐性Lv5
暗視 遠見 鑑定 索敵 隠蔽 隠密 罠察知 罠解除
固有スキル 言語翻訳 収納ボックス 道花
ロイ 8才
猫族 Lv18
スキル 体術Lv1 身体強化Lv1 剣術Lv1
メル 3才
猫族 Lv1
スキル 体術Lv1 身体強化Lv1
お読みいただきありがとうございました。
夜にまた数話投稿いたします。
宜しくお願いいたします。




