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リーリンの花のように  作者: きみあきつき
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18 冒険者ギルド

 辺境の街ラットルには2つの門があり、俺達の入って来たのが西門で魔の大森林に繋がる冒険者ご用達の門だ。そして王都に向かうのが東門だ。よって、街の西側には冒険者ギルドをはじめ武器屋、防具屋など冒険者に必要なお店が密集している。そして東側には商業ギルドをはじめ食料品、生活雑貨などの店が軒を連ねている。西と東で宿屋などの料金にも差が出るそうだ。当然、東側の方がお高い。

 西門から東門に真っ直ぐ道が伸びていて、それぞれの門の前は大きく開けている。街のちょうど真ん中から南北に道が伸びていて、いわゆる十字型になる。これをメインストリートとしてそれぞれ細かく道が伸びている。思っていたより整っているようだ。

 南側の一番奥、魔の大森林から最も離れた所に辺境伯屋敷があるそうだ。まあ、そうなるよね。


 小腹が空いたので、冒険者ギルドに行く前に寄った屋台のおっちゃんが教えてくれた。クレープのような生地に野菜と焼いた肉を巻いていてなかなか美味しい。ロイとメルも夢中になって食べている。結構ボリュームがあるのにメルはペロリと平らげている。当然お腹はポッコリだ。まあ、可愛いから許す。1つ銅貨30枚だったが、お金はロイから預かった袋から前借している。素材売ったら返すから許してほしい。


 やって来ました冒険者ギルド!看板には盾と剣のマークだ、間違いない。石造りの2階建ての建物に木製の扉だ。この世界にガラスは無いんだろうか?此処まで来る間に見てきた建物にはなかった。窓も木製だ。


 早速扉を開けて中に入る。ロイとメルも手を繋いでついて来る。

 中は意外と広くて、入って左側にテーブルと椅子が置いてある。何人か座っていて、こちらを興味深そうに見てくる。まあ、子供連れだしね。いきなり突っかかってこられないだけマシだろう。

 右側には壁一面に紙が貼ってある。多分依頼書だろう。で、奥に受付がある。そのまま空いてる受付に歩いていく。


「こんにちは。今日はどのようなご用件でしょうか?」

 意外と丁寧な対応でちょっとビックリした。冒険者ギルドってもっと荒くれてるイメージがあったから・・

「すいません、冒険者登録お願いします。この子も一緒に」

 ロイの頭に手を置いて伝える。メルはさすがに無理だろう。

「かしこまりました。ではこちらの用紙に必要事項をお書きください」

 紙を2枚渡されたので早速ロイの分から記入していく。この世界の文字も問題なく読めるし書ける。言語翻訳様さまだ。


初めて評価していただきました!ありがとうございます!

とっても嬉しかったので、今日はもう一話投稿したいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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