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リーリンの花のように  作者: きみあきつき
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 早いもので明日はクリスマスだ!女将さんにはクリスマスケーキを作ってもらえるようにお願いしてある。ケーキ用のモコも渡してあるし、皆の反応が楽しみだ!


「僕の勝ちだよ!」

「何!?あーっロイいつの間に!!」

「いつの間にって、リク兄がぼんやりしてるのが悪いんでしょ?」

「ロイもう一回だ!」

「え~っ」


 俺は今回の旅行のために用意したオセロの駒を振り分けて再戦を挑む。

 オセロの基盤と駒はオッグ工房の親方に頼んで、色付けはエミール家に頼んだ。

 現在エミール家は達磨落としの色付けで忙しくしている。俺が訪ねた時もエミールさんとエミーちゃんが必死に色付け作業をしていた。割り込んで頼んじゃ悪いかな?と思ったのだが、2人とも最優先で色付けしてくれるというのでお願いした。

 色付けの依頼が増えて生活が楽になったと感謝されてしまった。少しでもお役に立てたなら何よりだ!2人とも初めて会った時とは見違えるほど血色も良くなっていたし、ふくよかになったと思う。

 イジーさんも肩の荷が降りたんじゃないかな?とても心配していたし。


 やるやらないでロイと攻防していると、どこからともなくカンカンカンカンカンカン・・・という音が聞こえてきた。何だろな?ここは辺境と違って魔物の襲撃とかは無さそうだし、火事でも起きたのだろうか?窓から外の様子を窺ってみたが特に変わった所は無さそうだ。

 暫く部屋で状況を窺っていると、ドアを叩かれた。

 ドアを開けるとリズさんが立っていた。


「リク、ギルドに行くぞ!」

「何があったんですか?」

「まだ分からんが、警報だからな。冒険者はギルドに行く必要がある」

「分かりました。ロイはメルを見ててくれないか?」

「僕も行きたい!」

「う~ん。そうするとメルがな・・」

「一緒に連れて行けばいい。場合によるが一時的にギルドに預かってもらえばいい」

「じゃあそうしようかな?メル、ロイ出掛ける準備して!」

「「はーい!」」


 急いで準備してギルドに向かう。メルは俺がおんぶして走っている。

 シシーさん達は既にギルドに向かったそうだ。


 ギルドの中に入ると既にたくさんの冒険者が集まっていた。辺境に比べれば人数は少ないが、ザザで冒険者の仕事と言えば護衛依頼が主らしいのでこんなものだろうか?


 シシーさん達の姿を見つけて近づいて行く。


「何があったんです?」

「まだ何の発表もないんだ」

「もうそろそろじゃないかしら?」


 メシーさんが受付の奥の方を見てそんな事を言う。

 受付の中ではギルド職員たちが忙しなく動いている。

 奥にある階段から誰かが降りてきた。この場合ギルド長だろうけど。


「皆よく集まってくれた!坑道内で崩落事故が起きた!どうやら岩ワームの巣に当たっちまったらしい。逃れた奴の話では20人位が取り残されているらしい。救助活動を頼みたい!」


 岩ワームという単語に冒険者達が嫌そうな顔をするが、口々に了承の声を返している。


お読みいただきありがとうございました。

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