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枕の下に 希望の上に(7)

蛙の合掌

未来を消して

部屋の照明も消した

眠りについて

時間も眠っている

部屋の中

決まった音は

勘違いする事はなく

木の柱

壁を通り歩いて

ウロウロしている

抜けない栓に

蓋をする

開けない栓にする為に




あの形は

お腹が空いた子供のように

カタカタと鳴り

蹴躓いた先に

物悲しい物体が

テンテンと居る

どうしてか

それに打ちつけて飛び跳ねた

蛙の合掌

笑い転げ回り

取り繕ったかに見えるが

そのまま逃げ出した




正方形の居場所に

痺れを切らす

いずれにしろ

座り方すら知らぬなら

座らなければ良かった

だが

皆 座っているのだ

一人だけ

立つ訳にはいかない

それを選択した

自らの意思で選択したのだ

猫はそこら中を

歩いているのに




このとおりですという

その顔を持って

この形でと

押し付けてくる

その願いを聞き入れて

誠心誠意答えるのは

いつか自らも

それが出来るように

形を作る為

例題とは保険だ

そして

最終的に

何故 僕だけがと

呟やければ

それで勝ちである


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