迷宮の物語
手直しいれるかもです!
依頼人である小学生は、じっと美也子を見る。
美也子「ま、迷子?」
小学生が横に首をふる。
依頼人「お父さんとお母さんの作ったお話を見つけて欲しいの」
依頼人の小学生、田辺ニーナ。
彼女のお父さんとお母さんは
若い頃、共同で、漫画や小説を書いていたらしい。
ニーナが生まれ生活をしはじめてすれ違いが増え、仲が悪くなってきたらしい。
そこで!
二人の作品を見つけだして、
両親に見せて仲直りさせたいのだ。
ちなみに、
依頼人のニーナは、冬彦の姪である。
美也子「冬彦一人でやればいいじゃない…。」
冬彦「それが、作品のタイトルもわからないし、ペンネームなのか本名なのかさえ…。手がかりがなくて少ないんです…」
美也子「……作品書いた人に見てもらわないと難しいわよ…。それでも、全く違う同姓同名かもしれないし、似た絵にしかみえないかもよ。昔の作品なんて覚えてるようで、記憶違いって事もあるかも」
そういって、
美也子は、頭をがしがしかきむしった。
めんどくさいわ!
声にでてないはずなのに、冬彦の心にずしりと響いて聴こえたような気がした。
どうしたら‥‥。
その時、美也子がつぶやいた。
美也子「めんどくさいから自分で作品を書いて見せればいいのよ。
仲良くなる物語を作って。」
冬彦はびっくりした。
美也子「あるところに泣いてる女の子がいました。何を聞いても泣いてばかりそこへ冬彦がやってきて泣いてばかりじゃわからないよ。
って言います。でも悲しくて泣いてばかり、困ってしまってお母さん呼び、お父さん呼び。そしたら喧嘩してばかりいるので気づいてしまいます。泣いているのは喧嘩してるお母さんとお父さんを見るのがつらいからなのです。終わり!」
美也子はそう言い終わるとお店のスタッフを呼び耳元でささやく。
しばらくするとペンとノートが持ってきて美也子の前に置かれた。
美也子「さあ!書こう!!!」
嬉しそうにニーナは言われるままに書く。
そして、
ニーナは「ありがと!おばちゃん!!!」
と、ノートを持って飛び出した。
美也子は、震えてたたずんでいた。
そして、ニーナの後ろ姿が見えなくなった時、叫んだ。
美也子「おばちゃんじゃない!!!!!」
冬彦は、美也子に気づかれないようにくすりと笑った。
小さな小さな依頼者だったので、
お金は冬彦が払わされたのであった。




