サバイバルゲーム説明
説明だけ。短い。
ある日、桜坂学園のホームルームで全校生徒に配布されたプリントをここに記載する。内容は以下のものである。
◇告知◇
某月某日13時30分より全校生徒参加のサバイバルゲームを開催する。
開催場所:A棟本校舎内にてゲームを開催。特設モニタリング会場としてA棟の体育館を使用する。
ゲーム時間:1時間を予定
服装:制服、または学園指定の体操着推奨
標的:生徒会より指名のある30名の生徒。参加は強制であり拒否は認められない。ゲーム開始後、ペイント弾で頭か胸を撃ち抜かれた者は脱落となる。もしも最後まで逃げ切れたら生徒会に1つ望みを叶えてもらえる権利を与える。しかし、討ち取られ脱落したものには懲罰を与える。選ばれた者はただひたすら逃げのびよ。
スナイパー:標的以外のすべての生徒。一人のスナイパーに対し銃とペイント弾5発を与える。弾で標的の頭か胸を撃ちぬけばポイント獲得となる。一番多くの標的を討ち取ったものには生徒会に1つ望みを叶えてもらえる権利を与える。スナイパーは強制参加ではない。参加しないものはスクリーンでゲームの進行をモニタリングしてもらう。
不明な点はゲーム実行委員に聞くこと。楽しいゲームになることを希望する。
生徒会会長 朱雀門焔
その内容に、ある者は困惑し、ある者は怒り、ある者は歓喜し、ある者は胸躍らせた。
そして、この物語におけるとあるモブの少年は自身の置かれた状況を考え嫌な予感と想像できる最悪の結末に恐怖した。
次はモブ男子視点




