第9法 「アレン・ラケーサ」
「ほら、何もできませんね。この国を汚す、盗賊のリーダーさん?」
そしてラモールは、指輪を取り出す。
「召喚準備"アイス・クラウン"」
「終わりです」
ニッと笑い唱えようとしたとき、ある人が入って来た。
「そこまでだ」
その人は、輝くオーラを放っていて、高価なものに身を包んだ人だった。
「あ、貴方様はっ!」
運転手さんが手を顔の前で組み、膝を折りしゃがむ。
「っ、貴様は…」
「俺はアレン・ラケーサだ。君たち、もうやめなさい」
「貴方は…?」
そのとき、ギュと足を掴まれた。金髪の人に。
「しゃがめ、手を組め」
「は、はい…」
運転手さんの真似をし、しゃがむ。
それを見たアレンさんが、微笑んだ。
「君たち2人かい?この人の盗みを止めた人は。ありがとう、感謝している」
「この国のためでございます。こんなこと、貴方様の努力に比べたら、足元にも及びませぬっ」
金髪の人が突然口調を変えた。ラモールも戸惑いながらも「及びませぬ」と言った。
「そしてお前だ、盗賊のリーダーっ!」
「……っ」
盗賊は黙り混んだ。
「貴様はこの国を汚した。貴様の罪、命で償えよ!」
アレンさんは、剣を取り出し、盗賊の首に当てる。
「貴様ぁ…アレン・ラケーサ野郎、ぶち殺す!」
ナイフを持ち、盗賊が襲いかかる。だが、その攻撃など、アレンさんにはきかない。
「なんだ。自らの罪を突きつけられただけで、そんな態度か。俺は、そんな国民を望んでなぞいないぞ」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
そのまま、盗賊は逃げ出した。
ラモールはアレンさんをじっと見ていた。




