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第6法 「透視魔法」
「攻撃魔法"炎鉄壁"」
…………
ラモールは一瞬、何か熱いなと思った。しかも、その熱さが、ずっと続いている。
______太陽が照りつけて来たのか?
でも何かおかしい。
「あ、あの…」
「なんだ?」
ラモールは、先ほどの金髪の人に声をかける。
「何か不思議な感じがしません?」
「は?」
その人は、顔をこちらに向けた。
「あの…こう…不思議な熱さというか…」
「なぜそれを僕にいう。まぁいい、言ってやる。空を見ろ」
「違います!」
思わず大声をあげた。周りの人からの視線が集まる。
「何が違う?誰かが 炎魔法を唱えたというのか」
「……はい」
その人はむすっとした顔をし、細い鉄の杖を取り出す。
「透視魔法"マジック・アイ"」
透視魔法……。そんなものもあるのか…。
「その魔法は?」
「名前の通り、誰かが見えないところで魔法を唱えていないか見ることができる魔法だ」
「ふーん…」
そのとき、これは?とその人が首を傾げた。
「どうしたんですか?」
「……お前の言う通りだ。誰かが…
この馬車を燃やそうとしている」




