第9法 「アレンからの呼び出し」
ラモール視点。
ラモールが魔法の練習をしていると、どこからかアレンさんの声が聞こえた。
「ラモールくん。ムーナイトくん。今すぐ俺のところに来てくれ。スハイルが帰ったらしいから、ムーナイトくんとラモールくんが合流して、カウスが連れて行ってくれ」
アレンさんから話があるのか……。とにかくムーナイトと会うため、始めの広場に行った。
とりあえず広場についた。ムーナイトは来るだろうか。
というか、アレンさんの話とはなんだろう。俺たちの魔法が低すぎて、この王宮を追い出されるのか………??
「ル……ラモール!」
ムーナイトの声だ。思わずハッとなった。
「ムーナイト!」
「あのなぁ…僕たちの場所ぐらい把握しろ。探したんだぞ?」
「ご、ごめんって」
ムーナイトは小柄ながらも、存在は何かと大きい。ラモールはその逆、押されやすい性格だ。
「さて行くか」
カウスさんが早足で歩く。子供が苦手なのだろうか……。
長い廊下を歩いていた。カウスさんには、迷いなど一切ない。曲がり進みまた曲がり____王宮はどれだけ広いんだろうか。そしてしばらく歩き、ようやくカウスさんが足を止めた。
「ここだ」
カウスさんが、大きな扉を指差す。
ラモールは、ムーナイトの顔を見た。視線はまっすぐ前を向き、桜のような唇が、ピタリと閉じられている。
やはり、ラモールのようにそわそわするのではなく、ムーナイトのように冷静にならなければいけないのか_____。
扉があく。ラモールは、3人の人物と、スハイルさんが目に入った。




