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第8法 「水の師匠」
同時刻、ムーナイト・ゼファニー。
……「違う。もっと魔力を化身に集中させろ」
カウス・アウストラリス、カウスさんが、ムーナイトの杖を叩いた。
「はい」
僕、ムーナイト・ゼファニーは今、師匠のカウスさんの元で、練習をしている。長いことやっているので、魔力が尽きかけていた。
目を閉じ、魔力を集中させる。
まだ、まだ集中させることができる…もっと魔力を、集中させろ……!いうことを聞いてくれないのか、杖!
そして___。
「召喚魔法"水の支配者"!!」
どこからともなく召喚された激流が、ムーナイトの後ろで踊った。
激流がカウスさんに襲いかかるが、とっさに回避魔法を使われた。さすが、素早い。
「さっきとはだいぶ良くなったな」
「ありがとうございます!」
カウスさんが少し照れたようにそっぽを向く。
「……浮かれるな」
ムーナイトは、先ほどの言葉が、励ましのように聞こえた_____。
薄暗い部屋に、3人がいた。1人は座り、2人は立っている。
「アレン、そろそろ決めた方がいいんじゃないか?」
「そうよ、リーダー。あたしたち、あと何日かで卒業でしょう?
三銃士から_____」




