第2法 「王宮」
「ちょっと待っててくれ」
アレンさんが王宮の前の騎士に声をかけに行った。
______王宮…やはり、想像通りだ。他の建物よりも、ものすごいオーラを放っていて、すぐ近くにある高いホタルとも比べものにならないくらいに。そしてなにより、高くて大きい。門だって、入国する直前の門と同じくらいだ。本当に俺が、ここに入っていいのだろうか。
正直そんなことを思ってしまって、ラモールはその場から逃げたくなった。ムーナイトも、同じような表情だ。
「さぁ入ろう」
アレンさんが笑いながら手を差し伸べる。この笑顔が、ラモール、ムーナイトの緊張をほぐした。
「行こうか、ムーナイト」
「最後のボスの決闘に行くような言い方はやめてくれよ、全く」
ムーナイトは少し微笑んだ。
そして、一歩、また一歩と足を進ませた。ギィと門が開いていく。この門が、新たな冒険の始まりの合図のように思えた______。
やはり、中も王宮は豪華である。長い廊下を進むと、3人の人物がそこに立っていた。大きな広場の噴水を背景に、その人たちがカッコ良く見える。
「やっとこられたのですね、王よ」
「全く、王よ。どこへ行かれていたのです?え、知らない子供がいらっしゃいますけど」
「え、アレン様ってショタコ……いや、何もありません。女の子と男の子ですか?魔法の使いの?」
同じ服を着ている男の子方と女の方。
この方達が〈師匠〉なのか?




