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Three Musketeers  作者: 零
14/25

第1法 「十字架の彼女」

王宮はすぐそこなので、ラモール、ムーナイト、アレンは馬車から降りた。ムーナイトの顔の痣も、ラモールの入国審査の服の溶けも、すっかり直っている。


降りると、そこには大きな王宮が立っていた。


「これから僕たち、何をすれば良いのでしょうか」

ムーナイトが聞く。

「君たちの〈師匠〉の元で、魔法の勉強をしてもらうよ。君たちには才能があるからね」

「「本当ですか!?」」

ラモールには、〈師匠〉というものがどういうことなのかわからないので、そわそわしていた。

空を見上げた。

そこに、あまり覚えていない両親の姿が見えた気がした。ラモールは、心の中で『頑張るね』と言った。


視線を横へと移動させる。ラモールより小柄のムーナイトの頭部。美しい金髪が、風でなびいていた。


「ラモールくんは、どこから来たんだい?」

「えっ…______」


言葉を発しようとしたとき、ドンと小さな衝撃。

誰かとぶつかったのだ。それで、ぶつかった彼女の十字架のペンダントが揺れる。

「あ…すみません…」

消えそうな声だが、確かにラモールの耳には届いていた。しかもかなりの美声である。

「え…あ、ごめん」

ラモールは頭を小さく下げると、彼女は裸足のまま小走りして行った。白いワンピースが印象的だった。


「?」

ムーナイトが首を傾げている。しつこいようだが、そんな仕草さえも女性に見えた。

「あの女の子、見たことあるような…」

「えっ?」

「アレンさん、あの方をご存知ありませんか?」

「すまないね、俺は見かけたことないよ」

「そうですか…」

ムーナイトが俯く。






後にこの出会いが運命を変えることは、まだ誰もしなかった。

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