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Three Musketeers  作者: 零
11/25

第11法 「王」

「ではそろそろ行こうか、あちらへ」


アレンさんが、王宮を指差した。

「っ!よろしいのですか!?」

ムーナイトの女性のような顔立ちが、喜びと驚きで、見たこともない表情に変わる。

「でも俺、これから王様のところに行かなきゃいけないんですっ」


3人の間に沈黙が流れた。




「おっと、説明が遅れていたね。改めて自己紹介する、俺はアレン・ラケーサ」

「ラケーサ?」

ラモールは首を傾げる。

「そう。俺はこのラケーサ王国の王さ。まぁ、そこらへんよろしくね」




______アレンさん、いや、アレン様がこの国の王様!?だからアレンさんが初めてやって来たとき、ムーナイトや運転手さんの口調か変わったのか…。


「俺の説明は終わり。えっと、ラモールくんとムーナイトちゃ………くんのことも教えてくれるかな?」


ムーナイトちゃんと一瞬聞こえたが、ムーナイトは気づいていない。


「僕はムーナイト・ゼファニーです。ラケーサ王国産まれ、ラケーサ王国の育ち。母は魔法使い、父は魔導師ですっ」


魔法使い、魔導師?この違いはなんなのだろうか。


「……ラモールくん?」

「は、はいっ。俺はラモールです!この国に今日入りました!母と父は魔法使いなのですが、その種類が特殊と聞きました。ク…ク…

まぁとりあえず、俺にも遺伝してるようなので、この魔法の国に来ました!」

少し早口になってしまっただろうか。







アレンさんの表情が変わったのを、ラモールは見逃さなかった。

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