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第10法 「ムーナイト・ゼファニー」
「あ、あの」
ラモールは、アレンへの視線を隣で立て膝の状態になっている金髪の人に変えた。
「貴方の名前を教えてください…」
こちらを振り向く金髪の人。綺麗な金髪か揺れる。
「僕か、僕は ムーナイト・ゼファニーだ。まぁムーナイトと呼んでくれ」
「お、俺はラモールですっ、それでですね…」
「なんだ?」
「もう名前も知ったことだし……敬語じゃなくてタメ口でいいですかね?」
「はぁ!?」
ムーナイトがラモールを殴ろうとする。アレンさんの大きな手が、その拳を止めた。
「まぁいいじゃないかムーナイト…ちゃん?」
「僕は男ですっ!!」
「えっ?嘘っ?!」
「君もか!」
ラモールは心の底からムーナイトは女だと思っていた。「僕」というのが少し気になったが、最近はそんな女子も増えてるとのことで、不思議ではないかと思うようになってしまっていたのだ。
「……。僕は男ですっ、本当に!」
「俺も男だよ〜。ムーナイトちゃ〜ん」
「黙れ!いい加減にしろ!」
ムーナイトの顔は真っ赤である。
その様子を見て、アレンさんは言った。
「ではそろそろ行こうか、あちらへ」




