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1-4.散歩道

 俺は、ユアンちゃんと手を繋いで上り道を歩いていた。

 ユアンちゃんは、機嫌よく歌などを歌っている。

 ヤーゴンさんの家を出てから5分も歩かないうちに道の両側に腰の高さほどの杭が立てられているのを見つけた。何だろうなと眺めていたら、ユアンちゃんにそれは村の入り口の印だと教わった。杭には文字らしきものの他に複雑な模様が彫られていたので、いわゆる魔除けのおまじないなのだろう。情報画面を開いてみると、オーソン村とだけ表示された。

 杭を離れると、すぐ山道らしい道になった。道の両脇は雑木林と言った風情で、あまり奥の方は見通せない。道幅は今までと特に変わらない。馬くらいは通れるように整備してあるのだろうか。整備してあると言っても、石が敷かれているわけでもなく土の道なのだが、綺麗に整地されている。

 ユアンちゃんは、かなり話し相手に飢えていたようだ。お喋りが止まらない。普段は村の同年代の友達と遊んでいるそうだが、ヤーゴンさんが風邪で寝込んでからは、ずっと家に居たらしい。今日は久方ぶりのお喋りと外出だったのだ。

 ユアンちゃんは5歳にも関わらず文字の読み書きができ、四則演算ができることが分かった。薬や薬草のラベルを読めるようにと文字を、お客さん対応のためにお金の計算を覚えたらしい。ヤーゴンさん、英才教育過ぎである。

「ケージは、どこから来たの?」

 俺は、ユアンちゃんにおじちゃんと言う呼び方から名前で呼ばせることに成功した。実際の年齢は30だし、親戚の子供にはおじちゃんと呼ばれている。だが、おじちゃんじゃない。

「ユアンちゃんは、海って知ってるかい?」

 俺は、ユアンちゃんに応えながら、そっとメモ画面を開いていた。自分のキャラクター設定をそらで言えるほどには覚えていないのでカンニングだ。

「うん、知ってるよ。お城の向こうに、ずっとずっと行くとあるんだよ。大きなお池みたいなんだよ。」

「ユアンちゃんは物知りだね。俺はね、その海の向こうの国から来たんだよ。」

 俺はメモ画面を見ながら答えた。

「ずいぶん遠いところから来たんだね。」

「うん、遠いんだよ。」

「ケージは、どこに行くの?」

「そうだな、次は大きな町に行ってみようかと思っているかな。その先は決めてないけどね、色々な所に行こうと思ってるよ。俺は旅人だからね。」

「わたしのお父さんとお母さんと一緒だね。」

「ユアンちゃんのお父さんとお母さんも旅人なのかい。」

「えっとね、おじいちゃんと同じお仕事なの。お薬を作ってね、色々な所に売りに行くの。」

(富山の薬売りみたいなものかな。)

 俺は、内心、ユアンちゃんの両親は生きているのかと思って安心していた。ヤーゴンさんと二人暮らしと言うから何でかなと思っていたのだ。

 ユアンちゃんは、休憩所に着くまでの間、歌ったり俺に話しかけたり、とても賑やかであった。


 俺が今居るオーソン村は、ストアー大陸の中央、北寄りに位置するオービニ王国にある。

 ストアー大陸は、赤道を跨いで南北に楕円形に延びており、右斜め上から赤道を少し越えた辺りまである高い山脈(レストア山脈)により大きく二つに分断されている。大陸の中央からレストア山脈の南端のさらに南側までにエヴン帝国が版図を広げている。エヴン帝国の北側、赤道より北側にハーマ王国、ファミール国、オービニ王国等、小国が乱立している。ストアー大陸では、ここ20年程戦争は起こっておらず、せいぜいが隣接する国同士の小競り合い程度のようだ。

 エヴン帝国の東側には、広大なホブ砂漠が広がっている。ホブ砂漠は北側が山脈から続く岩砂漠であり、南に行くにつれて砂砂漠になっている。砂漠を越えたストアー大陸の東側は、魔境、魔物の住む地と呼ばれ、詳細は分かっていない。

 オーソン村はオービニ王国の東側、山脈側にある。オービニ王国の東側は大森林の南端に位置し、大森林を進むといつのまにかレストア山脈にたどり着く。王都を越えて西側にハーマ王国があり、さらに西に行けば海にたどり着く。村人のほとんどは海など見たこともないだろう。

 ゲーム的に言うと、ストアー大陸は日本サーバーにあり、エヴン帝国、ハーマ王国、ファミール国がユーザーに開放されている。俺がいるオービニ王国や魔境は、未開放地区であり、一般ユーザーは入って来れないようになっている。ハーマ王国、ファミール国とは隣接しているのだが、俺も向こう側へは行けないはずだ。

 ちなみに、世界地図は、アルファベットのCと反対向きのCが向かい合っている。東側、反対向きのCの中央に楕円形のストアー大陸があり、上下に三角形に近い島が連なっている。絵としてみるとなんとなく輪っかになっているため、ゲームのサブタイトルが「円環の地」なのである。西側のCの上半分をヨーロッパサーバー、下半分をAPAC(アジア・パシフィック)サーバー、右側の真ん中にある楕円形の大陸が日本サーバーと言う区分けになっている。サーバー間は、まだ接続されておらず、地図は存在するが、プレイヤーはゲーム内で行き来はできないようになっている。そのうち海路が使えるようになるのだろう。それまでは、他の大陸に行きたければ、別のアカウントを取るしかない。

 今のところNPCの行き来もないと思うが、どうなっているのだろう。ユアンちゃんの話では、町から町へと旅をする人も居るようだが、国を跨いでいるのかは分からない。行商人の存在や国交のことを考えると国を跨いだ行き来はあるはずだ。

 自我が組み込まれAI化したNPCが居るのはオービニ王国だけだが、他国に行ったことのあるNPCが居れば、他国の感想を聞いてみたい。


 小一時間も歩いただろうか。

 坂が急になだらかになり、すぐに開けた場所が現れた。

 横15m、縦30mほどのバスケットコートくらいの広さがある更地のような場所である。北側と北西側が切り立った崖のようになっており、見晴らしが良くなっている。北東側に道が続いておいる。少しだけ下った後に、また上る道だ。

 どこまでがひとつの山なのか分からないが、本日のゴールに到着したようだ。

 俺たちは腰掛用に置かれた丸太に座り、お弁当をいただいた。

 木で組まれた四角いお弁当箱に入っていたのは、サンドウィッチと何かの鳥肉の香草焼きであった。サンドウィッチは三角形で2つ入っていた。ひとつはレタスとトマトスライスにマヨネーズソースで味を付けたもの。もうひとつは、赤いジャムが入っていた。鳥の肉は、もも肉の様で、骨付きであった。骨を持ってがぶりつくのに良さそうだった。

(ゲーム内で物を食べるって、どんな感じなんだろうな。)

 俺は、野菜のサンドウィッチを口に入れてみた。パンから小麦の匂いが立ち上り、レタスを咀嚼するシャリシャリと言う効果音が聞こえてくる。当然、何かを食べている触感はない。

 次に、肉を口に運んでみる。香草と肉の脂の良い香りが鼻腔をくすぐる。齧った瞬間、皮をかみ切るパリッとした音が聞こえる。当然、味はしない。

 俺はお弁当にむしゃぶりつき、食い散らかしてみた。

(何だ、この、美味しそうな匂いと音がするのに、食べれば食べるほどお腹が空くって、何の拷問なんだよ。)

 隣を見ると、ユアンちゃんが美味しそうにジャムのサンドウィッチを食べているところだった。

「えへへ、美味しいね、お弁当。」

「そうだね。美味しいね。」

(俺の腹は満たされないけど…。)

 ヒロモン(World of Heroes & Monsters Online)では、ステータス画面に表示されない隠しステータスとして空腹度が設定されている。例えば、丸一日食事を摂らないで冒険に出かけると、能力値が20%程度のペナルティを受けることになる。丸5日何も食べないで活動すると餓死する。なので、出かける時は食料を持って出かけるか、現地で狩りをしなければならない。

 通常のプレイヤーであれば、食事は状態異常(空腹)の解消と割り切れるのだろうが、カプセルユーザーには厳しい気がする。あまりにリアルに美味しそうな料理を目の前に、匂いだけ嗅がされるのだ。食事するたびに余計にお腹が空くと言う自虐プレイ。きつすぎだろ。

 俺は、ログアウトしたらコンビニでチキンを買ってくることを心に決めた。


 俺たちはしばらく景色を眺めていたが、何もない広場に居てもすることもなく、ヤーゴンさんの家に帰ることにした。

 半分も道を戻ってきた頃だろうか。。

「ユアンちゃん、下り道を走ると転ぶぞ。」

 俺は道脇の雑草の花束を持って走り回るユアンちゃんに声をかけた。

「大丈夫だよ。ケージ、早くおいでよ。」

 子供は元気だなと思いながら、追いかけようとした時、俺の背後でガサガサと言う音と、次いでドサと言う音がした。ジャラッと言う金属音も聞こえた。

 俺は驚いてビクリと飛び上がった。

 そして、振り向いて、もっと驚いた。

 そこには、体長1.5メートルを超える大型の獣が居た。

 自動的に獣にカーソルが当たり、ステータスが表示される。


名称:ヤマイヌ

推定Lv:30

状態:負傷


(ここで来るか!)

 俺は予期せぬ事態に結構焦っていた。

「ケージ!」

 背後からユアンちゃんの叫び声が聞こえる。

 俺はヤマイヌの目に射すくめられたように硬直していた。

 ヤマイヌが正面から飛びかかってきた。

 俺は反射的に目をつむり、弁当箱を持った包みごと左腕を目の前に突き出した。

 左腕に衝撃が走り、包みが奪い取られる。どうやら、ヤマイヌに噛みつかれ、奪い取られたようだ。

 俺はバランスを崩したが、なんとか踏みとどまった。

 目の前のヤマイヌと目が合う。

 俺は反射的に右足で蹴りを放ったが、ヤマイヌは上手い具合に後ろに跳び、距離を取った。

 ヤマイヌの足下からジャラリと言う音が再度聞こえる。

 今更ながらに気付いたが、ヤマイヌの左前足にトラバサミが噛んでいた。そのおかげで俊敏な動きはできないようだ。攻撃の回数も少ないのは怪我のせいだろう。

 俺は後ろに跳び退り、ヤマイヌから距離を取った。

 ユアンちゃんの方をちらっと見ると、ユアンちゃんは花束を両手で握りしめ、硬直したようにこちらを見ていた。

「ユアンちゃん、逃げろ。家まで走るんだ。」

 俺はヤマイヌの方を注視しながら声を張り上げた。

 ヤマイヌなんて本来は雑魚なのだろうが、戦闘経験のない俺には荷が重い。俺がこのまま勝てるとも限らないのだ。俺がやられると、次に襲われるのはユアンちゃんになる。いや、今だってヤマイヌのターゲットがユアンちゃんに変更されるかも知れないのだ。できるだけユアンちゃんをこの場から遠ざけたかった。

 もう一度、ユアンちゃんの方をちら見する。

「俺がヤマイヌを引きつけておくから大丈夫だよ。」

 一瞬の間が開いた後、背後でユアンちゃんが駆けていく音がした。ちょっとだけ安心した。これで目の前の(ヤマイヌ)にだけ集中すれば良い。

 ヤマイヌもグウゥ~と唸り声を出してはいるが、負傷のせいかこちらを(にら)むだけである。

 (にら)み合いと言う空白の時間がありがたい。

 俺は少しだけ冷静さを取り戻し、スキル一覧を呼び出した。

(使えそうなのは、カラテスキルか。)

 格闘系のスキルがいくつかあったが、リストの上の方にあり、目についたものを選んだ。

 スキルを発動すると、俺の体は勝手に猫足立ちになる。足を前後に広げ、後ろ足となった右足のつま先が外側に、左足のつま先はまっすぐ正面に向けられている。後ろ足に体重が載っている状態だ。手は軽く握られ、胸の前でファイティングポーズを取っている。

(スキルって、技の発動じゃないのか?)

 モンスターと格闘すると言うのは、ゲームとしては亜流の戦い方だ。主流は、カードを使った戦闘である。しかし、今の俺は、カードを持ってないし、使いこなせもしない。格闘しかないと言うのが本当のところだ。それであっても、スキルすら使いこなしていないのが現状なのである。

 ヤマイヌは構えをとった俺を見て、しばらく唸っていたが、しびれを切らしたように再度正面から飛びかかってきた。

 俺の体は勝手に動き、体を開きながらヤマイヌの突進を躱しながら、右手でヤマイヌの背中を殴りつけた。

 ヤマイヌはギャンと鳴き、着地で体勢を崩しながらも、素早く反転する。

 俺の体は、追撃態勢を取っており、反転したばかりのヤマイヌの顔に蹴りを入れる。

 ステータスの文字がオレンジに点滅したのが目に入る。それなりにダメージは与えられているようだ。

 ヤマイヌを見ると、さっきよりも目が血走っている気がする。怖い。


名称:ヤマイヌ

推定Lv:30

状態:負傷/バーサーク


 ステータス表示を見ると、バーサークが加わっている。キレたようだ。

 俺が自動的に構えていると、ヤマイヌは先ほどと同様に飛びかかってきた。

 バトルの展開も先ほどと同様になる。俺は身を躱しながら殴りつけ、追撃で蹴りを入れる。

 どうやら、このやり取りはゲーム的にテンプレート化されたもののようだ。

 何度か同じやりとりが繰り返された。

 ヤマイヌのステータス表示も赤い点滅を確認できた。

(あと少しで倒せそうだ。)

 俺は油断してしまった。

 ヤマイヌが俺に飛びかかってくる。俺は身を躱しながら殴りつけ、追撃で蹴りを入れる。ヤマイヌが吹き飛ばされる。

(ここでもう一度蹴りだ。)

 俺は自分の意思でヤマイヌに駆け寄り、サッカーボールを蹴るように蹴りを入れた。

 すると、ヤマイヌが予想外に俺の蹴りを避けた。

 そして、空振りで体勢を崩した俺の軸足に噛みついてきた。

 左の太腿にものすごい衝撃を感じる。

 ヤマイヌは俺を引きずり倒すと、のしかかってきて、顔を狙って噛みついてくる。

 俺は間近に犬の息を感じながら、腕を振り回してかろうじて防いでいた。

 腕がヤマイヌの歯でダメージを負っているらしく、たまに腕に衝撃を感じる。

 もつれ合いをしばらく続けていると、視界に俺のステータス表示が現れて赤く点滅しだした。


ケージ(Lv90)

生命力(HP):5/32

魔法力(MP):∞/∞

状態:負傷


(やばい、死ぬ!)

 俺は、混乱しつつも、カラテスキルが合わないのだと考えた。今の状態だと、寝技のないカラテは不利なはずだ。スキル一覧を開き、格闘系スキルを再選択する。

 俺は、ジュージュツを発動した。

 俺の体が自動的に動き出す。のしかかってくるヤマイヌの体を右足で押し蹴る。仰向けのまま脚をヤマイヌへと向ける。ヤマイヌが突進してきた所、胴を脚で挟み込むように抱え込むと、後転するようにしてヤマイヌの上に座る体制になる。もがく前足を腕で払いながらヤマイヌの頭部を殴りつける。

 視界では、俺とヤマイヌの両方のステータス表示が赤く点滅しているのが見える。

 数度ヤマイヌを殴りつけると抵抗がなくなった。

(勝った…。)

 俺は何とか立ち上がる。

 立ち上がる際にヤマイヌに噛まれた左太腿に衝撃を感じると、俺のステータス表示が激しく明滅する。


ケージ(Lv90)

生命力(HP):1/32

魔法力(MP):∞/∞

状態:ひん死/大けが


(ステータス異常!?)

 左脚が血まみれになっていた。

 俺がステータス異常をどう回復すれば良いかが分からず、軽いパニック状態になっていると、再び左太腿に衝撃を感じ、俺の体が前のめりに倒れていくのが見えた。

 俺の意識(?)は、まるで幽体離脱をしたかのように自分の死体の脇に立っていた。

(復活の呪文みたいなのがあるんだろうなぁ。)

 何もできないので立っていると、やがて自分の幽霊と死体が塵のように消えていくエフェクトが発生し、視界が別のものへと変わっていった。


 視界が切り替わると、初めてログインしたときと同じ部屋に立っていた。

(死んだから最初の場所に戻ったのか。)

 自分の体を見てみると、怪我もなく、服も汚れても破けてもなかった。

 ステータスを確認してみる。


ケージ(Lv90)

生命力(HP):32/32

魔法力(MP):∞/∞

状態:正常


 何も問題がないことを確認すると、俺はヤーゴンさんの家に急いで向かうことにした。

 昼時の客で溢れる店内を、ケイトさんの「あれ、いつの間に帰ってきたんだい。」と言う声に「後で説明します。」と答えながら駆け抜ける。

 村の道を最初から最後まで走り抜け、ヤーゴンさんの家にたどり着くと、ヤーゴンさんが家を出ようとするところと鉢合わせた。

 ヤマイヌは倒したから心配いらないと言うことを説明し、泣き顔のユアンちゃんを宥める。宿屋に帰ろうと思ったのだが、ユアンちゃんが帰してはくれなかった。帰ろうとするとぐずりだすのだ。結局、ユアンちゃんが疲れて眠るまでヤーゴンさんの家に居ることとなった。

 その後、ビルさんとケイトさんに、ヤマイヌに襲われて弁当箱を無くしてしまったことを謝り、宿に戻った理由を武器を取りに戻ってごにょごにょと誤魔化すと、外は夜になっていた。

 一区切りついたので、部屋に戻るとログアウトした。

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