表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
後宮もふもふ事件手帖  作者: 高岩 唯丑
愛があれば

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/90

調査です

 掃除の下働きの詰め所には人がほとんどいなかった。後宮内の共有部分の掃除を担当しているのだから、出払っていて当たり前ではあるが。ここが仕事場というより、後宮全体が仕事場で散らばっているのだ。


 何とか数人いた下働きの者を捕まえて話を聞く事ができた。その者たちが言うには、チンインとグイファは異様なほど仲が良かったらしい。いつも一緒に行動しており、仕事が終わった後、たびたび二人でどこかに消えていった所を見たそうだ。仕事を怠けているわけではないから、咎める事はしていないらしい。それ故に何をしているのか全く分からないとの事だった。


 ちなみにチンインが男と会っていた、という噂などは無いという事だ。実は知っているという事も無さそう。というより、そんな事をしている時間があったとは思えないと言っていた。それくらいチンインとグイファは一緒にいたのだ。


「なにかわかったか」


「何かが分かりそうで……引っかかるような」


 詰め所を後にして、ヨウズデンに向かっている最中に、カイレンから声をかけられてそう返した。何かが引っかかる感じ。何か忘れているような。


「はぁ……グイファが男なら」


 引っかかっている事を吐き出すように声をあげる。それならいろいろと説明がつきそうなのだ。現実的にありえないが。


「カイレン様……シャオグー様」


 突然、横から声をかけられて、そちらにかを向ける。そこにはグイファが立っており、軽く頭を下げた所だった。


「……良い所に」


 つい思った事を声に出してしまった。本当にちょうどよかった。一応確かめてみたい。幸いグイファは、私のつぶやきが聞こえていなかったようである。


 グイファの方に足を向ける。少し早足で距離を縮めると不思議そうにしながら「調査ですか?」とグイファが問いかけてきた。


 とりあえず、拒否されても面倒だ。私がさらに距離を縮めると、さすがにグイファは変な顔をして、少しだけ後退った。逃げられない様に素早く手を伸ばす。


「ふゃいっ、何を!」


 グイファの股の間に手を入れた。


「調査ですかと問いましたね? その通りです、調査です、協力してください」


「い、みが……分かりません! 調査って」


 グイファの内股がきつくなり、腰を引かれてしまったことで少し確認しづらい。私はさらに力を込めて股をまさぐる事にする。


「ちょっ、まっ」


 抵抗されているものの、すでに手は大事な部分に触れていた。服の上からだったが、ここまでしっかり触れば隠し立ては出来ない。


「ひゃ、ダ、ダメです……」


 グイファは湿っぽい声をあげた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ