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後宮もふもふ事件手帖  作者: 高岩 唯丑
愛があれば

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後宮の門

 翌朝、さっそくカイレンと共に後宮唯一の門へとやって来た。後宮の門だけあって豪華そのものだ。


「この門って防御力が全く無さそうですよね」


 ここが最後の関門なのに、豪華さだけで防衛は出来そうにない。侵入を防ぐためだけという印象だ。まぁ、素人の目線だから実際のところは分からないが。


「もしも戦が起こったとしても、ここまで攻められる事は無い」


 国の中心部だし、通常はそうだろう。


 戦についてはよくわからない。私が考えるだけ無駄という物だ。そんな事よりとりあえず今は、チンインを妊娠させた男についてだ。私とカイレンは門に向かって歩き始める。


 門にたどり着くと、カイレンの姿を認めた門兵たちが一斉に訓練された動きで姿勢を正した。見える範囲の全ての門兵がだ。とても壮観な景色だった。改めてカイレンが偉い人だと認識させられる。


「ごくろう、責任者以外、仕事に戻ってくれ」


 そのカイレンの声と共に全員が一斉に作業を再開させる。これまたスゴイ景色だった。


 驚いて少し呆けていると、一人の門兵がこちらに近づいてくる。


「カイレン様、どのようなご用件で!」


 責任者なのだろう門兵が、カイレンの前で姿勢を正した。


靖武ジンウ前にも言ったが、私はお前の直接の上司ではない、そこまでかしこまる必要はない」


「そういうわけには!」


 ジンウは態度を変えるつもりはないらしい。門兵をやっているからなのか、真面目な性格の様だ。


 カイレンが小さくため息をつくのが聞こえた。正直な所カイレンも似たような物だと思うが。


「この者はシャオグーだ、この者の質問に答えてやってほしい」


 カイレンから紹介されて「よろしくお願いします」と小さく頭を下げる。ジンウは少し顔をしかめたが、さすがにカイレンの前で態度を変える事は無く「はっ」と声をあげた。獣憑きにあまりいい感情がない様だ。まぁいちいち気にしていたらやっていけないから、気にしない。


「……人の出入りはどうしていますか?」


「基本的に裸になっていただき、確認します……荷物は中を改めます」


 やっぱり裸になる様だ。少し顔が熱くなる。それに気づいたのか、カイレンが口をはさんできた。


「女性は門勤めの女官が確認している」


 この人たちに裸体を眺められたという事は無いらしい。多少は気がまぎれる。だがそれでも、他人に裸を見られるのは恥ずかしいのには変わらない。


 とりあえず、その件はもう考えない事にして質問を続ける事にする。

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