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詩集

泣け叫べ

作者: キハ

泣けよ 泣けよ 泣けよ 泣き叫べ


くよくよするぐらいならここで泣けばいいじゃないか


何かに絶望した 孤独を感じた

悲しみに浸ったら涙する

素直でいいんだ泣いていいはずだ


誰にも言えない涙の理由

人に見せられない涙を隠し続けて

いい加減鬱陶しいんだお前は何がしたいんだ


日が暮れて人々が街から姿を消したら

そっと一人嗚咽漏らしてうずくまる

嗚呼辛かったな苦しかったな怖かったな


その涙は人知れずに乾いてまぶたに吸収

弱さも何も見せやしない

全く素直じゃないな何から何まで


泣けよ 泣けよ 泣けよ 泣き叫べ


その鳴き声を誰かがきっと受け止めるかな


いっそ鳴くことが使命だの何だって

とにかく鳴き続けて鳴き続けて泣いて

それを拒否するお前は何者なんだ


そこまでみんなから拒まれたのなら

もうみんなのことはいないと思って一目構わず泣けばいい

それなのにいつまでも意地っ張り


夜が明けて人々が動き始めるその時まで

お前が泣いていたことを知っている

そして今泣き止んだを知っている


本当は泣き止んだんじゃないだろう

ただ涙飲み込んだ見栄っ張りなだけだろう

強がりな仮面をそろそろ外さないと戻れなくなる


泣けよ 泣けよ 泣けよ 泣き叫べ


仮面も強さももう何もいらない捨てて捨てて


泣けよ 泣けよ 泣けよ 泣き叫べ


剥ぎ取った仮面を名残惜しそうに投げ捨てた

そして仮面を外したお前は薄く微笑む

その笑顔の意味はお前だけしか知らない


泣いた 泣いた 泣いた 泣き叫んだ


お前が何を掴んだのか

お前が何を目指すのか

そんなのはお前が決めたことだ

この詩は2ヶ月ぐらい前に書いたもので、執筆中小説一覧を見ていたら懐かしくなり、今の心情にグサッと来たので書きました。

今はちょっといろいろありまして現れる頻度が少ないですが、もう今の気持ちにバッチリ合ってます!

2ヶ月前、何を思って書いたのかは思い出せませんが……。

あの時はまだ全然泣きたいことなんて無かったのに……。

過去の自分の書いたものを見ると面白いですね!

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― 新着の感想 ―
[一言] 自分にささる作品は間違いなく名作。 はっきり分かんだね。
[良い点] ふふふ、この世界は楽園じゃないのですよ。 そういう経験を積み重ねることで、人は逞しく狡猾になって行くのです。 でも、若い人は苦しみを知った分だけ優しくなってね! 最近の年寄りは逆恨みす…
[良い点] あらぶるもせつなきますらおぶりがここちよし
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