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7月9日(4)
私は、中学の先生になった。
学年主任の副担として、1年4組のクラスに配属された。
部活ももった。小学校の頃から、ピアノを習っていたため、合唱部の副顧問になった。
副担任として、担任と密に報連相をとりながら、進めていく。
子どもたちもかわいかった。
ドラマでは、生意気そうな中学生が反抗的な態度をとってくる姿をよく見るが、
現実は、そんなこともない。
まだ、小学生の幼さが目に表れている。
「先生!」としたってくれる、この子たちのためなら、なんだってできる。
そんな気がした。
専科は、国語。
1年生から3年生までのクラスを担当した。
これもまた、勉強になった。
大学で勉強してきたとはいえ、現場で知ったことは、説得力の強いものばかりだった。
子どもが、「あぁ。なるほど。」と理解してくれる姿を見るのが、嬉しかった。
逆に、「どういうこと?」と首を傾げられたり、あくびをされたりすると、
純粋に悲しかった。悔しかった。
学校で、1番面白いと言われる国語の先生になりたい。
そんな思いが、日を重ねるごとに、強くなった。