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おっぱいがGカップだったから

作者: 伊織



自分でも最低だなぁと思うんだけど、

彼女のことは頭の中で

「巨乳ちゃん」って呼んでた。


だって、彼女のいい所は

あのGカップの

大きなおっぱいしか無かったから。


もしもGカップじゃなかったら


僕は毎週毎週休みの度に

仕事で疲れた体を引きずって

彼女の家に会いに

行ったりなんてしなかったし、


ポンポン飛んで来るLINEに

マメに返信したりなんてしなかったし、


毎晩毎晩くそ眠い中通話して

彼女の声を聞きながら

寝てしまうなんてことしなかったし、


元カノや元セフレに

訳の分からない嫉妬をする彼女を

根気強く宥めて慰めてなんてしなかったし、


痛む腰を使って眠い目をこすって

彼女の望むセックスなんてしなかったし…


他にも山程あるけど、

彼女に馬鹿みたいに尽くしてたのは、

全部全部彼女がGカップの

大きなおっぱいを持ってたからなんだ。


だから、またすぐに

違う子が見つかるさ。




そう思って彼女と別れたのに


彼女みたいな顔の子も


甘え方が可愛い子も


帰り際に寂しそうな顔をする子も


寝る時に抱き着いてくる子も


僕の嫌なとこまで受け入れてくれる子も


僕のことずっとずっと好きでいてくれる子も


僕が好きになれる子も見つからないんだ。



Gカップって理由だけで満足して、

ずっとずっと付き合ってればよかったな。



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