出会い1
2話目ですが話が進まなくて申し訳ないです
俺は、家の敷地を示す壁の向こう側に呆然とした。
なんというかディズ◯ーランドの城?周辺は庭園?
アニメの見すぎかオレ?
…と呆けすぎた。子供達がなんか言ってる
「怪我はないか!?」
「わたしも子供達も大丈夫」
「ねぇパパぁ。あれなに?」
「…なんだろうなぁ」
「大変申し訳ありませんでした~~~」
とまぁ、一時間立ちまして、城の中のちょっとしたサロン的な所です。
目の前で綺麗な土下座を披露してくれているのはメグミさんという女性。
そしていかにも王様的ポジションの椅子に座って頭を下げているのは、その通りの王様で王様の奥さんも一緒に頭を下げてくれている。
「取り敢えず事情はわかりましたので、顔を上げてください。」
ぶっちゃけそこまで悲観にくれなくても良いこと事が判明しているのでちょっとした心の余裕はあるのだ。
メグミさんの実験の暴走で家が転移(?)したらしい。それで何度か再実験したものの元には戻れなかったのだか、
「不幸中の幸いで一階からの出入りであれば元の世界ですので」
そう、一階部分の窓や玄関は元の世界と繋がって、二階部分の窓やベランダの勝手口はこの世界、つまり異世界と繋がったのだ。
「まぁ、あちらの世界の基盤となる生活がありますので、そこさえ守っていただければ良いですよ。それよりなんの実験してたんですか?」
「それは私が説明しよう」
と、王様が口を開いた。
「こやつは私の妹での。宮廷内でスキルの研究をしておる」
「スキル?」
「パパ。いつまでいるの?」
おう。長男よ話の腰を折らないで
「ちょっと待ちなさい。パパは今お話してるから」
「おお、すまんな。子供には退屈か。おい!」
王様が扉に声をかけると、扉の向こうから執事風のイケメンが如何にもな所作であらわれた。
「なんでございましょう」
「すまんが、菓子と娘のケイを連れてきてくれ。」
「かしこまりました」
王様がこちらに向き直って
「まぁ、難しい話は後にしてまずは自己紹介じゃな。私はナオト・ファルコム。このファルコム王国の王をしている。」
「私はファルコム王の妻、ミフユ・ファルコムです。」
となったので、
「私は異世界で会社員…えっと機械設計の仕事をしている、松山徹です。」
「私は、徹の妻で公務員…税務の仕事をしている、松山雪です。」
「そして、大きい方が陽斗で、小さい方が涼太で、六歳と四歳になります」
と、言うと
「マツヤマハルトです」
「マツヤマリョウタでち」
と、俺の足の回りでぐるぐる遊んでた子供達が挨拶をした。涼太は噛んだけどね
それを見てナオト王は、相好崩して屈み込み目線を合わせて
「はじめましてナオトだ。おじちゃんの娘も君たちと同い年だ。友達になってくれるか?」
「「うん!」」
「保育園でみんな友達で仲間はずれは悪い子だってさ習ったもん!」
「そうかそうか。よい教育を受けておるのぉ」
そこにタイミングを見計らったかのように、さっきの執事風イケメンがこれまたビックリするほど可愛い女の子を連れてやってきた。
見きり発車感が半端ないのですがやれるところまでやりきりたいと思います。
評価していただけると幸いです。