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ゾンビ再殺部隊 [Fight Against Zombies!]  作者: たまご風味
序章
9/18

アーチャー

☆これまでの登場人物


・ジム・デッカード

本作の主人公。サラリーマン。街でゾンビに襲われていたところをケインに助けられる。武器は護身用に持っていたハンドガンと戦闘中に拾った大ぶりのレンチ。


・ケイン・キック

本作もう1人の主人公。消防士。ジムを助け設備の整ったビルに立て籠もる。状況判断が的確で、頭の切れる男。武器は万能斧。


☆前回までのFAZ


2020年10月10日、ゾンビパンデミックにより地獄と化した街、ニューリバティを政府は封鎖する。街と本土とをつなぐ桟橋が上がり、生存者達はこの街に閉じ込められたのだった。


ケインとジムは身を置いているビルが長期決戦に不向きであると判断、武器がある可能性の高い警察署を目指して脱出。


その途中、休息を取るためにトレーニングジムに入るのだった。

(2020年10月10日 21:30 ニューリバティシティ トレーニングジム)


ケインは足を止めた。

おかしい、何かがおかしい。


施設の中は、血溜まりと死体ばかりだ。ここの利用者のものもあれば、侵入してきたゾンビのものもある。ゾンビのほとんどは、太い釘のようなもので空けたのか、丸い穴が頭に空いていた。


だがー


1匹もいない。ただの1匹も。


「ケイン、どうかしたのか?」

こちらの疑問が顔に現れていたのだろう。ジムが怪訝な顔で訊いてくる。


ケインは答える。

「気にならないか?この20分ぐらいの間、ゾンビどもの死体は沢山見てきたが、まだ動いてるやつには一度も出くわしてない。バリケードらしいバリケードもなかったのに、なんで1匹もいない?もしかするとまだこの施設にー」


ヒュッ、という風を切る音が聴こえ、続いて今までケインの頭があった場所に矢が刺さった。


「ー生存者がいるかもしれない。」


------------------------------------------


「ごめんなさい、てっきりまたゾンビだと思ったの。」

先ほど暗闇からケインを狙った女は、ケイトと名乗った。


ポニーテールにした金髪と手に持った弓が特徴の美人だ。年は22、3ごろだろうか、自分より少し若く見える。

ジムは少し気が弾んだ自分に気がついた。


ケインは気にする様子もなく返事をする。

「あの暗闇だ、まあ仕方ないさ。ずっとここにいたのか?」


ケイトが頷く。

「ええ、見ての通りここでアーチェリーをしに通っていたの。そしたら朝街の様子がおかしくなって、それで…ここに立てこもることに。


私の他にフレッドとジェフリーが練習してたの。それで3人で屋上まで逃げたんだけど、フレッドの矢が尽きて…彼は補給場所から帰ってきた後、しばらくしておかしくなってしまったの。他の人たちと同じように…。」


ジムは呟く。

「よく無事だったな。」


ケイトが答える

「ジェフリーが助けてくれたの。彼ともみ合いになって、ジェフリーは彼を突き落とした。」


ケインが訊く

「それは辛い思いをしたな…フレッドには目立った外傷がなかったか…?例えば…噛み傷とか」


彼女が答える

「わからない、でもジーンズに血が付いてた。彼は大したことはないと言っていたけど…」


「君自身には?」


「え?」


「噛まれたりとか、奴らに引っかかれたりしなかったか?」


「ないわ、距離をとってこれで戦っていたから」

手に持っている弓を軽く叩く。


「よかった。君の言葉を信じよう」

ケインが念押しするようにそう言った。


この非常事態とは言え、おれがケインと会った時のように服を脱げとは言えまい。俺たちには彼女の言葉を信じるしかないのだ。


「で、ジェフリーは今どこに?」

ジムは訊いた。


彼女が答える

「彼は今上の階で食料を探してるわ。


でもよかった、2人よりも4人の方が心強いわ。彼と落ち合いましょう」


「ああ、そうしよう」


------------------------------------------


「よかった、俺たちの他にもまだ生きてたんだな。この世の終わりかと思っていたよ」


ジェフリーは筋肉質で人の良い男だった。ケイトと同じく彼もアーチェリー用の弓をを持っていた。


「この街の終わりには違いないけどな」

ケインが唸る。


「はは、確かにな…」

彼は苦笑した。


「出会って早速だが、ここを脱出しようと思っている」

ケインが切り出す。


ケイトが頷く。

「私たちもそう思っていたところよ。ここはエナジーバーぐらいしか食べ物がないもの」


「だが脱出しようにも方法がないんだ。ここはなぜだかゾンビどもが集まってくる。建物内に入ったやつは見つけ次第殺してるがキリがない」


ジムは得意げに言った。自分で考えたことではないのだが。




「あるぜ、脱出方法」



テスト終わりました!死にたい!

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