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ゾンビ再殺部隊 [Fight Against Zombies!]  作者: たまご風味
序章
1/18

兆候と始まり

初めまして、たまご風味と申します。

拙い文章ですが宜しくお願い致します。

〈現在、ニューリバティでは正体不明の感染症が拡大中〉

〈しっかりと戸締りをして、可能な限り外出しないようにしてください〉

〈ウルトラダイナミック社、全社員を帰宅させる〉

〈市長、ニューリバティ一帯を封鎖決断〉

〈ジェイソンカンパニーが新製品を発表〉

〈今後も感染拡大の恐れ〉

〈スーパー、コンビニでの暴動多発

〈飲料水が品切れに〉

〈本土から軍が出動か〉

〈政府が今日午後5時半ごろ会見を〉

(2020年10月10日 午後9時 各情報発信システム)


ー午前7時、ニューリバティは今日も仕事へと行き交う人で溢れかえる。

貿易と金融で大きく栄えたこの街は、様々な施設が整い、また安く借りれるアパートが増えたことで一躍スターの仲間入りを果たそうとする者、一流企業で出世しようと意気込む者達にとって、夢と可能性の詰まった場所である。そして健やかに育って欲しい、幼い子供がいる家庭からも人気の高い場所でもある。

オフィス街には高層ビルが建ち並び繁栄を極めている一方、住宅地には穏やかな空気が流れている。多少物価が本土の他の州に比べ高くとも、この街に住みたいと思う者は少なくない。


ージム・デッカードはニューリバティ鉄道の中で揺られていた。人口爆発により渋滞の多いこの街では、出勤に鉄道を使う人が多い。ジムもその一人だ。

〈今日未明、街の郊外にあるグレートフォンデイション社の私有地の実験棟で、大規模な爆発が発生しました、消防隊は既に出動しており…〉

ジムは車内の電光掲示板から目を離し、物思いにふける。俺がこの街にやって来て三年、高くはないがしっかりとした給料のでる職につき、楽しくはないがまあそれなりの日々を送っている。最近じゃ職場に美人な新人が入って来たし…

不意に車内が騒がしくなる。

別の号車から悲鳴が上がる。

次の駅まではもう少しかかる。

何かを折るような鈍い音が別の号車から聞こえてくる。

まだ駅までは遠い。

悲鳴が聞こえる。

号車と号車を繋ぐ扉が、向こう側から叩かれる。

扉の窓が割れる。うめき声。

こちら側で悲鳴が上がる。

何かを引きちぎる音が聞こえる。

うめき声。

もうすぐ駅に着く。



次回はいよいよ本格的にストーリーが始動!!

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