第二話 う~ん、ビバテンプレ
思いつきの自転車操業の為、不定期更新です。
ご容赦下さいm(__)m
おっさんの内弁慶回です。
俺は人魂になっていた。
鬼火、ウィルオーウィスプ、有名どころだとこんなところか?
最近じゃ妖怪なウォッチの尻尾の先っちょの方が有名かもしれない。
ヒュードロロときても決してメインにはなれない、2・3個で周りを飛び回る添え物扱いのアレである
え? なんで? どうして? 何が? 誰が? どれ?
くあせふじ子?
絶賛混乱中…絶賛混乱中…絶賛混乱中…絶賛混乱中…絶賛混乱中…絶賛混乱中…絶賛混乱中…絶賛混乱中…絶賛混乱中…絶賛混…
落ち着け、 息を吸って吸ってぇ~~~吐いてぇ~
吸って吸ってぇ~~~~~~吐いてぇ~~
ゆっくりと大きく深く呼吸だ!!
効率のいい呼吸効率のいい呼吸!!
繰り返すつどに3度……?5度だったけ?
落ち着いていこう、まだ慌てるような時間じゃない!!
うん、うん、うん、そうだ落ち着けてきた。
ふうぅ~
よしよし情報を整理するぞ。
人魂になっている自分、なんだかよくわからない真っ白な空間、同じくよくわからない謎の人?物。
…
……
………
…………
これって巷に溢れている異世界転生ってやつじゃないですか!?
「お♪ 正解♪ 結構早かったねぇ♪」
そういや最初っから心読まれてましたもんね。て、事はあなたが神様ですか。
「うん、そうそう、そんな感じ♪ 別に忙しい訳じゃ無いんだけど、話が早いのは良いね♪
ちょうど少年跳躍の新連載陣も読み終わったところだし、キリもいいね♪」
いつの間にやら目の前にパイプ椅子が用意されている。魂状態なので座れないのだけれど、この上に浮いてればいいのかな? お? 動ける動ける!!
神様の方はいかにもマホガニーって感じの高級品だよ。司令ポーズはお約束ってやつだ。
ぼやけてて見えないのになぜかわかるな。
「じゃあ、まずは本題から♪ ○○さんは厳正な審査の結果、異世界転生の権利に当選されました♪ パチパチパチパチ♪」
はあ…
「あれま、あんまり嬉しそうじゃないねぇ」
は、まあ…
「こういうの好きだよね? 一応事前調査みたいな事もやってるから知ってるよ?」
はい、ぶっちゃけ大好物なのですが…なんというかそのぉ…
「なんだい?」
その…創作物で楽しむのと実際に行動に移すのには大きな開きがあるというかそのぉ…
バイト始めるまではバリバリ働くイメージみたいな事も、いざ採用となると初日に行きたくなくなってしまう的な…
「二次元なり三次元なりアイドル好きだけど、ライブ会場までは別にって感じかな?
まあ、よくわかんないんだけどバイト初日は行ってあげなさいね。 雇用側にも予定があるんだからね? 」
よ~くわかりますよ。
私も以前職場でシフト組んだりしてましたけど、こっちはサポート係から独り立ちまで月単位で計画して組んでるのに初日来れなくなってそのままフェードアウトみたいな事もありましたよ!! コンチクショーウ!!
「日本はブラック環境が根強いねぇ♪
ブラック繋がりで言っとくけど君が異世界行くのは決定事項、行く世界も決定してます。
これ神様命令ね♪ 行ける行けないじゃなく行くんです!!」
その考え嫌いじゃないんですけどね…スローガン程度なら…
「ドンドンいくよ~♪ 異世界の名はアーニス、ぶっちゃけ覚えなくてもいいよ♪
所謂剣と魔法のファンタジー世界だね。
あんまり詳しい事は言わないけど、ファンタジーで想像できるモノは大体あるぐらいに考えていいんじゃないかな多少地域差はあるかもだけど」
ビバ!! テンプレート!!
ブラックダメ絶対
お読みいただきありがとうございましたm(__)m