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アプリ「Lifeline...」「Silent Night」をクリアして

作者: 赤82号

 アプリゲーム「Lifeline...」ならびに「Silent Night」クリアしました。

 Silent Nightを終えての感想。



 Silent NightはLifeline...をクリアしてからプレイしたほうがいい!



 当然といえば当然なのですが、クリアしていると終盤にかけての演出が際立ちます。できれば良エンドで終わらせて!


 Lifeline...とは

・見知らぬ衛星に不時着した宇宙飛行訓練生のタイラーが死なないようにプレーヤーが導いていくゲーム。


 ノベルゲームです。選択肢がちょこちょこありますよ。それによって(プレーヤーの選択肢によって)タイラーが生きるか死ぬか分かれてしまいます。

 なおテキストはタイラーとプレーヤーの会話のみ。続編の場合は他者のセリフも表示されます。


 Silent Nightとは

・Lifeline...にて生還したタイラーが、今度は宇宙船同士の衝突に巻き込まれてしまう。プレーヤーはまたしてもタイラーを導いていく。


 これも選択肢によって展開が変わっていきます。

 Lifeline...でプレーヤーに示された謎についても詳しく言及され(たか?)、他の宇宙飛行士も登場。


 以下ネタバレです。



 Lifeline...のエンド後、プレーヤーにはタイラーからの記録メッセージが送られてくるのですが、プレイ当時疑問だったのが「キミがこのメッセージを見ているってことは、僕が着ているIEVAスーツが僕がマズい状況にいると判断したからだ」というセリフ。


 タイラーは助けたはずなのに、安全な宇宙船にいるはずなのに、なぜ「マズい状況にいる」んだ? と、当時の私にはどうにも不思議だったんです。

 それがSilent Nightでの孤軍奮闘を経て、タイラーがブラックホールに飲み込まれたあとにも同様の記録メッセージが送られてきました。

 つまりプレーヤーがLifeline...をクリアした時(タイラーを衛星から無事逃した時)、タイラーはすでに宇宙船同士の衝突に巻き込まれており、敵に襲われやむなくブラックホールに飲み込まれていたということ。


 ここで活きてくるのがこの「時差」。

 詳しく言うなら、タイラーの体験しているタイムラインとプレーヤーが体験しているタイムラインのあいだにある差。

 タイラーがLifeline...の人工山で体験した意識の乖離はタイラーとプレーヤーのあいだに時間の差異を引き起こしていました。タイラーにとっては15分だった時間はプレーヤーにとってはものの数秒だった。その15分(数秒)間、タイラーとプレーヤーが繋がっていた通信は途絶えてしまっていました。

 あれと同じ現象が、Lifeline...クリア時とSilent Nightクリア時のあいだに起こった、と私はスタッフに思わせられてしまったのです。


 感動とともにやって来る大きな喪失感、虚無感がニクイ。

 さらに言うならタイラーに愛着を持たせてしまうテキストもニクイ!


 ちなみにSilent Nightクリア時に送られてくる記録メッセージは、正確には追記があります。

 ですので、Silent Nightクリア時にLifeline...クリア時を回想させる、もしくはLifeline...に回帰させるためのメッセージとしての役割もあるのでしょう。

 (とても勉強になります。)


 忘れてはならないのがブラックホールでタイラーに声を掛けた第三者。

 これから続編があるのなら、またはすでに作られているのなら、こちらにも注目しなければなりません。


 私自身、今はクライシスラインをプレイ中。

 タイラーとは異なる主人公ですが、これまでのシリーズのキーである緑の目の生物と謎のクリスタルをめぐるストーリーです。

 システムも改良されているので、ぜひこちらもオススメします。



 余談。

 久しぶりに「ゲームをする楽しさ」「クリアする感動」を実感しました。最近はひたすら無表情で連続タップし続けていたように思えます。

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