一話
彼は突然のことで驚いていた。周りには煙で何も見えず、戦っていた敵の気配はせず、いきなり人の気配が数人確認出来た。するといきなり女性の声が聞こえてきました。
「よくぞ来られました。勇者の方々、私はこの国の第二王女、リリア・オネットと申します。」すると周りには自分以外の呼ばれたと思う人が三人ほどうっすらと見えてきた。そして目の前には階段がありそこに王女と見られる人がいた。そして近づこうと思った時、ふと体に違和感を感じた。体をさわり確認すると、服越しだが何故か胸に膨らみがある感触がした。
「・・・あれ?」
そしてしばらくしてから自分が女になっているとわかった。
「・・・(‐∀‐)マジカョ…」
取り敢えず無視して今の現状がどうなっているか整理した。
・異世界に呼ばれた
・他に三人いる
・何故か女になっていた
・装備が戦っていた時の装備
とりあえずこんな感じだ。ふと王女の方を見ると何故か不思議そうに俺らを見ていた。「おかしいですね。呼んだのは3人だけのはずなのに4人います。一人間違えて呼んでしまったのでしょうか?」そういった瞬間周りの人達が騒ぎ始めた。後で知ったことだが異世界転移の人数が違った年は災いが起こるといわれているらしい。だがそれはおいおい話されるとして、暫くしてから黒のフードをかぶったいかにも魔法使いと思われる人が前に来た。「勇者の方々、ステータスオープン、と念じてください。もしそこに称号で『 勇者』とあればその御方は勇者となります」
なるほど、こちらの世界では強さを見ることが出来るのか。ほかの奴らも見ようとしているし見てみよう。「『 ステータスオープン』」すると目の前に画面のようなものが出てきた。
ステータス
阿部佳祐
HP1192436
攻撃力27842678
防御力27382727
速さ21574833
スキル
火魔法:極 水魔法:極 雷魔法:極 闇魔法:極 光魔法:極 剣技:究極 召喚魔法:究極 ※陰陽術:究極
称号
術を極めしもの 陰陽術を極めしもの
召喚に巻き込まれたもの 運命のイタズラ
(・・・ナニコレ!?攻撃力と防御力が2000万とかおかしいでしょ!HPも100万行ってるしwしかも魔法極めてるし剣技と召喚術に関しては究極とか初期設定おかしすぎでしょ。だけどゲームとかで見るレベルの表示がないけどこの世界はないのかな?陰陽術に※があったけどどうすればいいのだろう。)そう思いながら触れると小さいタグで説明が出てきた。
※この術はこの世界には無いため知らない人には非表示となります。
(なるほど、触れると説明が出てくるのか。)すべて調べた結果こう表示された。
陰陽術
呪術を使い霊や悪霊を払ったりする。呪術をかけたものは何倍もの力を出すことが出来る。
術を極めしもの
すべての術が極以上となる
陰陽術を極めしもの
すべての禁忌と言われた術まで使える
召喚に巻き込まれたもの
異世界召喚に巻き込まれた哀れな人。異世界の言語がわかるようになる
運命のイタズラ
時々ミスをするドジっ子属性。気を付けよう!
(うわ最後のイラネ!取り敢えず自分は巻き込まれたただの被害者のようだ。本来呼ばれたのはほかの3人らしい。そのことが分かったのかとても騒いでいた。)
「確認はおわりましたか?では勇者の方は一歩前に出てください。」ざっ!(3人が前に出る)「では残った人はこの使いのものについて行ってください。ほかの勇者の方々はしばらくお待ちください。」そう言われて使いのものについて行った。