第89話 なりきり日和02
それぞれがくじを引いてみた後、結果を把握する。
姫乃 僕
啓区 俺
未利 鈴音ちゃん×エアロちゃん
なあ 皆の頼れるお姉さん
と、くじにはそんなよく分からない事がふわっと書いてあった。
姫乃「ぼ、僕?」
啓区「あはは、僕のは『俺』だってー」
未利「なにこれ、なあちゃん以外曖昧すぎでしょ」
なあ「なあ、頼りにされるお姉さんになるの! 頑張るの!」
やる気を出してるなあ以外は、疑問符を浮かべるしかない。
だが、説明する役であるはずの雪菜はなぜか、胸を張っていて「さ、頑張ってねー」と放置気味だった。
つまり、ここからなりきる役を膨らませろという事だろう。
姫乃「男の子の役をやるって事なのかな」
啓区「僕の場合だったら、俺様系かなー。あはは、すごい似合わないねー」
姫乃「そうかな? 確かに変な感じはするかもしれないけど、私は良い機会だと思うよ」
啓区「おっとー、意外な所から意外な反応がー?」
未利「アタシの場合は、鈴音とエアロをかけあわせた人格になりきれって事? 無茶言うなっての。えっ、どうすればいいわけ、あの二人どうやって合体させんの」
なあ「ふぇ? 鈴ちゃまとエアちゃまは、鈴ちゃまとエアちゃまなの。一緒じゃないの」
未利「うん、それは分かってる。むしろ結構正反対だから迷うっていうか。あー、どうすればいいわけ!」
なあ「なあは簡単なの、お姉さんになればいいだけなの。ふぇ? でもお姉さんになるのは、年上じゃなくちゃいけなかった気がするの。難しいの」




