第58話 坑道内会話その2「元気してた?」
ウーガナ「……」
ラルド「何か気になることがあるなら素直に聞いたらどうだい」
ウーガナ「うっせぇ、人の顔色読むんじゃねぇ。他人のことなんざ知るかよ」
ラルド「つまり人の事を考えていたようだね」
ウーガナ「っ、んなわけねぇだろーが」
ラルド「そういう事にして、手を引いておこうか。ところでドリンさん、リルちゃんっていう子はどんな子なのかを教えてほしい」
ウーガナ「全然引いてねぇじゃねーか」
ドリン「そうっすね。大人しい子っすよ。人見知りなんで、最初は打ち解けるのに苦労するっすけど、年上の男の人には受けがよくて、よくしてもらってるっす。素直っすし、良い子っすから」
ウーガナ「……」
ドリン「諜報の腕はピカイチっす。とくにミサちゃんの頭脳と合わせれば、もう敵なしっす。ギルドリーダーのアキハちゃんとも仲良いっすし、サブリーダーのイーリスにも見た目に似合わず根性あるって言われてるっす。最近はコウジ君やミミちゃんに遠距離攻撃について色々教わってるから、向上心もあるみたいっすよ。ホロちゃんと並べてギルドの癒し的アイドルっす」
ラルド「アイドル? とりあえずよく分かったよ、ありがとう。……というわけみたいだ。ちゃんと聞いていたかな。まあ、無言でじっと聞き耳を立てていたくらいだから心配はないか」
ウーガナ「テメェ、最初からそのつもりで……。余計な世話してんじゃねぇ!」




