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白かん! ~詰めりゃいいってもんじゃない~  作者: 透坂雨音
第六幕 翡翠の星、輝く

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第51話 集団統率のたくましきお姫様

ちょっと長いです



 啓区は以前見せたミニゲーム機を集まった一同に見せて、解説していく。


 啓区「というわけで横に進んで行く感じの横スクロールアクションゲームを作ってみましたー。小さなちょうちょさんが色んな所を冒険しながら、幸せのクローバーをゲットしていく感じのゲームだよー」

 未利「元ネタはなあちゃんっぽい気が……」


 啓区「あったりー、正確に言うと「なあちゃんが他の人から教えられたちょうちょさんの話」が元ネタだけどねー」

 なあ「ふぇ、金ぴかさんのちょうちょさんなの、なあお話を教えてもらったの、ルーむぎゅ……」

 啓区「さー、さっそく誰がやってみるー?」

 姫乃「(あ、詳しくは分からないけど、今何となく気を使った感じがしたかも……)」


 未利「こういう時は決まってるでしょ、そんなの」

 啓区「じゃんけんとかー?」

 未利「最初にやるのは姫ちゃん、で良くない?」

 啓区「あ、そっちかー。僕としてはじゃんけんのフリしてもっと別のパターンになるかと思ってたんだけどー」

 未利「別?」

 姫乃「あっ、そっか。そうだよね、こういうのやりたそうだし……」

 

 こそこそ


 未利「え、何でそこで、こそこそ集まって話し合い!? ていうかアタシだけ仲間外れ!? とっても仲良しか!」

 なあ「ぴゃ! なあ、未利ちゃまもお話しなくちゃ可哀想だって思うの」

 未利「なあちゃんに哀れまれた!? 良いし、別に良いし。仲間外れでも気にしてないし」

 姫乃「えっと、別に仲間外れにするつもりじゃなくて、むしろ逆に未利に……。あ。遠くに行っちゃった」


 エアロ「ふぅ、仕事が長引いてしまいました……。って、未利さん、そんな所に転がってる箱かぶって何やってるんです? 馬鹿みたいですよ」

 未利「分かってる! 自分でも何でやったのか分かんない。ほっといて」

 エアロ「はぁ……」


 姫乃「ああなっちゃうとちょっと大変そう。あ、そうだ。ちょっと思い付いた事があるんだけど、やっても良いかな」

 啓区「お、どうぞー。姫ちゃんのアイデアなら大歓迎だよー」

 姫乃「アイデアっていうよりやってみたい事っていうか……。えーっと」


 ヒソヒソ


 啓区「なるー。天の岩戸的な作戦だねー。でもちょっと良いかなー。姫ちゃん少し前より意地悪になったー?」

 姫乃「そ、そうかな? でも、啓区もこの間エアロを脅かして意地悪してたんだよね?」

 啓区「あははー、エアロに密告されちゃったー」

 姫乃「とりあえずやってみようよ……」


 ―GAME Start-


 ピコピコ。

 ズキューン。

 ピコピコ。


 姫乃「これで良いのかな」

 啓区「あ、敵のちょうちょさん撃破したねー。あと、上にある金色のクローバーゲットで一分無敵になれるよー」

 姫乃「わ、凄いね。細かく作ってあるんだ。前のより色んな事ができるようになってる」

 なあ「ぴゃ、姫ちゃまのがびゅーんってなんて、どーんしてるの。ひょいひょい動いて、なあお目目がぐるぐるさんになっちゃうの」


 ピコピコ。

 ズキューン。

 ピコピコ。


 啓区「わー」

 姫乃「楽しいね」

 なあ「ぴゃ! わくわくさんなの」


 未利「うっ(チラッ、チラッ)」

 エアロ「ですって未利さん。素直につられて出てったらどうです? いい加減、羞恥心に襲われた時に逃げるクセ止めてもらえません?」

 未利「そ、そんなんじゃ。ないし。うぐぐ……、(チラッ、チラッ)」


 姫乃「あ、油断してる(未利が)。今だよ、なあちゃんお願い」

 なあ「ふぇ? ぴゃ! なあよく分からないけど、姫ちゃまにお願いされたから頑張るの! ネコウちゃま達来てほしいの、なあのお願いなの!」


 にゃー!

 にゃにゃー!

 なー!

 みゃー!

 みー!


 未利「ええっ、何か大量に出て来た! そしてこっち来た! ちょ、わぷっ。箱盗られた! しかも扉の前集団で塞がれた! で、くつろいでる!」

 エアロ「さすがなあさんです、見事な指揮力で操りましたね。ちょっと見ない内にあんなに上達して……」

 未利「こうなったら、こっちもムラネコ……って、ちょっ、あっちに交ざってるし! ぐぬぬ、何という四面楚歌。裏切りものー!」


 姫乃「未利、逃げられなくなっちゃったね、一緒に遊ぼっか。……遊ぼっか?」

 未利「念押しに二度言い!? おかしい。アタシの知ってる姫ちゃんじゃない。怖い、何か怖いんだけど。偽物とかじゃないよね、これ!」

 啓区「あれー? たぶんー?」

 なあ「ふぇ? 姫ちゃまは姫ちゃまだってなあは思うの」


 姫乃「うーんちょっとやりすぎちゃったかな。ごめんね。啓区も結構心配させてくれたけど、未利だって、知らない間にコヨミ姫の魔法肩代わりしてたり、相談とかしてくれなかったりしてたから、そういうの思い出しちゃって」

 未利「姫ちゃん……。う、それはその……ごめんだけど」


 姫乃「一緒にやるの楽しみにしてたんだよ。こういうゲーム好きそうだからって、だから、ね? 本当は最初にやってほしかったんだけど、意地悪しちゃった」

 未利「うぅ、ご、ごめんなさい……です。でした」

 啓区「未利が謝ってるー。明日はヒョウかなー。矢でも降るかなー」

 未利「うぐぐ、人が下手に出てればぁ……」


 姫乃「啓区も、ね? 反省してるよね?」

 啓区「あ、ごめんなさいー」

 なあ「ぴゃ、未利ちゃまも啓区ちゃまもどよどよってなっちゃったの。なあ何かできる事無いかなって思うの。そうなの!頭なでなでするの」


 よしよしよし


 姫乃「よし、じゃあ皆で改めてゲームしよっか」

 エアロ「姫乃さんって、何だかんだ言ってこの人達の手綱、最近はしっかり握ってますね」



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