エイプリルフール特別編 嘘
???
エイプリルフールなので、お題を出します。
必ず一つ嘘を言いなさい。
姫乃「……って、言われちゃったけど。どうしよう」
未利「どうせアレでしょ。暇つぶしに面白い事すれとかそういう下らない理由でしょ。真面目に考えるだけムダムダ」
啓区「でも何か言わないと永遠に終わらないよー。どうするー?」
なあ「ふぇ、よく分からないけど、嘘をつくのは良くない事だってなあ思うの。でも悪い事しよーって思ってついた嘘はよくないけど、良い事しよーの嘘はついても良いと思うの」
姫乃「この嘘はどっちなんだろうね……」
パッ
鈴音「ひょわ! あれ、ここどこですか。何で私こんな所に!」
未利「げ、鈴音」
啓区「わー、新しい顔ぶれだねー。確か未利の短編に出てくるエキストラさんー」
鈴音「な、なんですかここ。この不思議空間!」
啓区「賑やかし担当っぽいリアクションだー」
なあ「よく分からないけど、たくさんになってなあは楽しいの!」
未利「はぁ、なんでめんどいのくるわけ……」
姫乃「と、とにかく。とりあえず自己紹介しよっか。ほら、初登場だと分からない人もいるかもだし」
鈴音「もっともですね。お話はかねがね聞いてます、さすが姫乃さん。エムさ……じゃなくて未利さんに持ちあげられてるだけありますね! えっと、はじめましてです。私は音無鈴音です。そこにいる未利さんとは、爆発物の詰まったトランクケースを持ってお金持ちさんの家に不法侵入した仲です!」
未利「ちょっ、アンタ何誤解されるような事言ってるわけ」
啓区「何か色々あったって事だけは分かるやりとりだねー」
なあ「仲良しさんで、とっても楽しそうなの!」
未利「これのどこが!」
姫乃「えっと、今のってエイプリルフールの嘘……?」
啓区「だとしたら、さすがだねー」
鈴音「へ? 何の話ですか? 私は……もごもご」
未利「いやー、ほんとよくできた嘘だわー。じゃあ、ほら次。さくっと行く。啓区」
啓区「えー僕ー?」
啓区「うーん、でももし嘘をつくんだったら。食べ物関連は止めて欲しいかなー。食べ放題とか、無料とかが嘘だったら落ち込んじゃうかもー」
未利「いや、そういう話じゃな……ええい、もういいわ。次アタシね。嘘って言ったらあのムカつく氷裏に今まで言われた分、全部言い返してやりたい。一日中言い続けても足りないだろうけど」
姫乃「現実的な考え方だね……。次は私かな。私だったら、やっぱりサプライズの演出に使いたいかな。びっくりさせてお祝いさせると使い方が一番だと思う」
啓区「さすが姫ちゃんー」
未利「略してさす姫」
姫乃「その言葉はなんかとがってそうな感じがして嫌かな……。でも、なあちゃんの番はどうしよう」
なあ「ぴゃ?」
姫乃「なあちゃんって嘘とかつけなさそうだし……」
なあ「嘘はよくないの!」
姫乃「だもんね」
啓区「あー」
未利「あぁ……」
鈴音「なあさんに嘘をつかせれば良いんですか? それなら簡単ですよ。ひらがなの『う』と『そ』を発言させれば良いんじゃないですか」
未利「そういうのじゃないし……」
姫乃「うーん、でももしかしたら大丈夫かも。『嘘を付け』じゃなくて『嘘を言え』だから」
啓区「おぉー、なるほどー。そう来たかー。というわけでなあちゃん、まず『う』って言ってみてー。その後『そ』」
なあ「ふぇ? なあお喋りさんするの。『う!』なの」
啓区「はい、よしよしー」
なあ「『そ!』なの」
啓区「よくできましたー。なでなでー」
なあ「ぴゃ。よく分からないけど、なあ偉いの!」
おめでとーございます。条件クリアです。
未利「マジで!」
姫乃「鈴音さんのおかげだね。あ、年下だし鈴音ちゃん?」
鈴音「えへへ、それほどでもぉ」
他の人も頑張ってくださいねー、なあちゃんだけクリアですよー。
未利「あ、ホントにそういう?」
姫乃「そっかまだだったね、嘘を言えだったから……」




