第36話 偽名を考えよう2
訓練室
啓区「通信できる機械がもっとあればなー、色々出来るんだけどー」
なあ「啓区ちゃまがうんうん言ってるの。何か悩んでるのかなってなあ心配になるの」
姫乃「あ、ほんとだ。何か考え込んでる。えっと、啓区、何考えてるの?」
啓区「あ、姫ちゃんいいところにー」
啓区「たぶん遺跡の攻略の時には間に合わないだろうけど、ちょっと考えてる事があってねー。通信できる機会をたくさん用意すれば大人数でも、リアルタイムでかつ相互に連絡がとれるかなーって」
姫乃「ええっ、それって皆で電話を使えるようになる……みたいな感じ? 凄いね、それ」
啓区「まあ、あくまで考えてるだけで実際にできるかどうかは分からないけどー。ちょっと調べてみたら、水鏡とかでの通信を行うのにも魔力が必要だって言うからー、その場合だと魔力が危ない時は使えなくなっちゃうっていう問題もあるしー」
姫乃「あ、そっか」
なあ「ぴゃ。???」
啓区「いっそ据え置き型にして、魔力がある人に使ってもらえば利用できる感じにしちゃってねー。それで連絡取れないかなーなんて。映像を出すのは手間がかかるから、文字だけの方がいいかなー。チャットとかー」
姫乃「チャット? えーとインターネットとかで文字だけでやり取りするようなのかな?」
啓区「そうそうそんな感じー。偽名やらハンドルネームとか使って顔の見えない相手とお喋りする奴だよー」
なあ「ふぇ、顔が見えないのに、お喋りできる、の……???」
啓区「ここに未利がいたら喜び勇んで偽名を考えてるよねー。風神の申し子とか、ストームブリンガーとかそんな感じのかなー」
未利「私はそんなのでも思いつかないんだけど、よく分かるね」
啓区「分かるって言うか、厨二病がどういうものなのか分かればそれっぽいものが自然に浮かんでくると思うよー」
なあ「えとえと、なの。通信が危なくて、顔が見えなくて、病気の人なの???」
啓区「あ、なあちゃんごめんねー。放置しちゃってー。うんうん、だいたいそれであってるあってるー。もっと別の話しよっかー」
姫乃「合ってるは合ってると思うけど、なあちゃんの言い方だと危ない事件に巻き込まれそうな感じがしてくるよ」




