第30話 地元のお祭り
シュナイデルで催される水礼祭に向けてそれぞれ特訓をしていた姫乃達は、各自練習を終えた後、部屋で話をしていた。
姫乃「シュナイデルの町ではもうすぐ祭りになるけど、あっちにも色々祭りはあるよね。私、引っ越してきたばかりだったからあんまり知らないんだけど、どういうのがあったんだろう」
未利「あー、そいやそうじゃん。まあ、あっちの祭りで言えば一個大きなのがあるけど……」
なあ「彩葉祭なの! 寒い寒いさんの時にやるの、お店がたくさんで、火花がぴゃーなの」
姫乃「冬にやるんだね。でも、お店は分かるけど、でも、火花……?」
未利「逆だって逆……、花火だよ。毎年上がるんだ。夏にも花火大会があるんだけどさ、結構規模はデカいし、それなりに有名」
姫乃「冬に花火って変わってるね」
未利「ほんとほんと、でもだから物珍しさで、隣町とか遠くからも人が来るんだよね」
なあ「公園が人でいっぱいなの」
姫乃「あ、公園でやるんだ」
啓区「へー、そーなんだー(小声)」
未利「そんで、毎年ウチ等は店を回って出店制覇狙ってるんだけどさぁ、店をしょっちゅう開ける怠け坊主がいて、十回挑戦しても未だにできないでいるんだよ」
姫乃「全部の出店を……、す、凄いね」
なあ「お祭りの為にお小遣い貯めて、えいえいおーするの。でも駄目だったの。なあも未利ちゃまもしょんぼりになっちゃうの」
姫乃「(楽しむ為のお祭りなのに、ストレスになってないかな……)」
未利「次こそはあの禿げ坊主店主捕まえて、絶対屋台制覇してやる」
啓区「毎年大変そうだねー(小声)」
姫乃「あれ、啓区どうしたの。何だかいつもより大人しいと言うか、えーと控えめ? な感じが……」
啓区「うんまあねー、たまには突っ込みを自重しようかなみたいな日ー」




