第2話 始まる前の主人公のやる事
場所 謎の空間 時間 早朝?
ひめのは なぞの くうかんに いた!
姫乃「あれ、ここどこだろ。白っぽい部屋……。何か、紙が置いてある。えっと、あなたなりに、この物語を紹介してください? とにかく紹介すればいいのかな?」
姫乃「えっと、この物語は……あ、また紙が落ちてる。……それは言いましたから他の事をお願いします……? そっか言ったんだ、じゃあ何を言えばいいんだろう」
うーん
姫乃「こういう時、本の最初の方に書かれてるのは……人物紹介かな? ……あ、また紙。……その通りです? これで合ってるんだ」
すーはー
姫乃「とりあえず気持ちを落ち着けて、内容をまとめよう」
・・・
姫乃「よし、ええと、今の所出てきてる主要メンバーは三人かな? 未利と啓区となあちゃん。あと選と緑花も」
姫乃「未利は、弓の腕がよくて風の魔法が扱えます。えっと、あとは突っ込みとか良くしてるかな。啓区とかなあちゃんに。」
姫乃「啓区は、機械いじりがとっても凄くて、自作のカメのロボットとか作れちゃうくらいです。ちょっとのんびりしてて、よくポケットからお菓子を出して食べてるなぁ」
姫乃「なあちゃんは、魔法はあんまりうまくないんだけど……運動神経もちょっと良くはないかな……。…………。えっと……、どうしよ。あ、そうだ。なあちゃんといると、心が落ち着いてほんわりとします。クラスでもマスコット的な存在だったもんね……」
姫乃「あと、選と緑花は……。魔法は分からないけど、体力とか物凄くあってケンカとかとても強いです。だけど、乱暴とかしないし、面倒見がよくてとても良い人達なんだよね。緑花の双子の妹の華花とか、そのさらに下の妹の水連の事とかよく気にかけてるし……」
姫乃「ふう、これでいいのかな。……あ、紙が。ありがとうございました。お疲れ様です? ……とにかく終わったんだよね。今日は起きたら魔法の練習しなきゃいけないから、早く皆の所に行かなきゃいけないんだけど……」
・・・
姫乃「えっと。ここ、どうやって出るんだろ」