第13話 世界識別名称
世界識別名称 候補
姫乃「うーん、あっちの世界とかこっちの世界とか言いにくいよね」
未利「何か、端的な言葉が欲しいってわけね。ふむふむ」
啓区「ここはかつて右手に第三の目を宿したことのある未利の出番でしょー」
未利「お・ま・え・の・せいだろうがー」
啓区「いひゃいよー」
なあ「啓区ちゃまのほっぺがぐいんぐいんなの! 大変なの!」
姫乃「ま、まあ大丈夫だと思うよ。いつもの事だし」
未利「ふぅ、すっきりした。それで、ワールドネームを考えろって話だけど……」
…………
姫乃「えーと何にしようね」
未利「世界に名前つけろとか重いわっ」
なあ「ふえ? 名前は地球さんって名前なの」
啓区「それは太陽系第三惑星の名前だよねー」
姫乃「えっと、なあちゃんになんて説明すればいいんだろう」
熟考中
姫乃「ええと、私たちがいまいる世界は魔法世界とかでいいんじゃないかな、分かりやすくて」
未利「分かりやすさは大事だけど、もうちょと、ひねりが欲しいような」
啓区「元の世界が第一の世界で、こっちが第二の世界とか」
未利「無機的すぎる! ひねるどころか単純化してるし!」
なあ「えっと、世界さんに名前つけるってどういう事だろう……。うーんなの」
未利「分かってないなあ、もっとこう色々湧いてこない? ソードブレイカーとかダークスパークとか、そんな感じの言葉」
姫乃「そんな感じ……? カタカナ言葉って事?」
なあ「なあ、言いにくい言葉さんって思うの」
未利「なあちゃんに駄目出しされた!」
啓区「未利って……つまり厨二だよねー」