四精世界≪ファルスタート≫
小さな村で村人の依頼を聞く、いわゆる『何でも屋』をして生計を立てていた少年リーデルは、ある日依頼された物を探しに入った森にて偶然発見した遺跡の中で、自分の名前以外を忘れてしまった記憶喪失の少女シールと出会う。記憶喪失ゆえに行く当てなど当然存在しないシールをリーデルは村へと連れ帰るが、神を祭る堂にて語りかけられた創造神を名乗る謎の声に言われるがまま、二人は物語の中の存在である四柱の大精霊を探す旅に出ることになる。『遺跡とは、古代人とは』『精霊と人間の関係』『魔物とはなんなのか』――人と動物と精霊と魔物が共に生きる世界≪ファルスタート≫にて、世界の真実を知る旅が始まる。◆◆◆◆◆王道を意識したファンタジー物です。【残酷な描写あり】タグは付けましたが、そこまで描写を凝るつもりはありません。念の為です。