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僕らの勉強戦闘  作者: N.N
9/13

第9話 花壇の主

何となく、学校の花壇での話。

「おいーす」

「おはよう」

「・・・お早う」

杏子と翔は眠そうだった。

朝は二人とも弱いらしい。


教室にはいると、

「おっ、やっと来たのかお前ら。」

火俄里がいた。

「あたいったら、朝からぜっこーちょーね!!」

遊もいた。

しかもめちゃくちゃ元気だった。


チャイムがなり、いつも通りホームルームが始まった。

「えーこれからホームルーム始めるぞ~。

まずは、美化委員会から、花壇の花がもうすぐ咲くので見に来てください。

とのことだ。

次、えーと、英語の輝紅夜先生が復活したそうだ。どうでもいいな。

さいごに、今日、定期テストについての説明がある。

しっかりと聞き、よい結果を残せるよう、各自頑張ること。

以上!」


「一体何やるんだろうな、定期テストって。」

翔が聞いてきた。

「さあ、まあ特別な方法だろうけどね。」

ここは、特殊な勉強方法を取り入れた学校だ。

定期テストが変わった物でもおかしくはない。

「・・・それより次の授業。

次は英語。翔、頼りにしてる。」

杏子はそう言った。

「僕も頼りにしてるからね。

頼むよ、翔。」

「当たり前じゃねぇか。

英語なら任しとけ。」

この時の翔は、とても頼もしく見えた。



「いやーきつかった。

まあ、遊がいて助かったな、主にオトリだったが。」

「ふふん、あたいの強さを思い知ったか!!」

遊は上機嫌だった。

今日のパーティーには遊が一緒である。

遊は、力押しと、オトリ役として、とても活躍してくれるのだ。

「・・・折角だから、花壇を見ていかない?

ここからすぐだし。」

杏子が提案してきた。

「まあ、いまなら、アイツもいそうだしな。

行くか。」

というわけで僕たちは、花壇に向かった。


~花壇にて~

「おっ咲いてるな、やっぱりアイツが育てただけあって

すごいな。」

翔の言う通り、素晴らしい花が咲いていた。

「あら、見に来たの。」

僕たちが花を見ていると、この花壇の主があらわれた。

彼女の名前は、輪咲(りんさき) 八重菜(やえな)

八重菜は、花を育てるのがとてもうまく、とても評価が高い。

のだが、

花のこととなると、見境がなくなり、

花壇に踏み込もうものなら、

しばらく立てない体になるだろう。

花を傷つけるとどうなるかは、誰も知らないのである。

「キレイに咲いてると思ったから、皆で見に来たんだ。」

僕がそう説明すると、

「実はいま、問題が発生してるのよ。」

ため息をつきながら、八重菜は言った。

「どうかしたのか?俺たちで良ければ相談にのるぞ。」

翔がそう言うと

「実は・・・~~~

八重菜は、説明を始めた。

続く・・・のか?

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