第1話 長月中学校の授業
第1話です。
よろしくお願いいたします。
僕達が入学して1ヶ月が経った。
「あ~っこれからお知らせを伝える。
まずは教科の確認だ。
今日の教科は、3教科の国語、英語、数学だ、
しっかりと勉強するように。
後は時間割通りだ。
他にお知らせのある奴はいるか?
いないな。では以上。」
だるそうに担任の井村がちゃちゃっとお知らせをおわらせた。
今日の時間割は体育、国語、数学、技術、英語、と言った物だ。
まずは体育だ・・・
この学校の体育は意外とキツイ。
狩勉をするためには相当の体力がいるからだ。
狩勉とは、この学校での、5教科の呼び方である。
仮想空間とはいえ、動かすのは自分の体のため、
体力が必要なのだ。
そしてようやく体育が終わった。
「おいおい、さすがに疲れすぎだろ、これから狩勉だぜ。」
こう言って来ているのは、
僕のパーティーの仲間、松越 翔だ。
得意教科は、英語。
僕と気のあう大切な仲間だ。
パーティーとは狩勉をする時に協力する仲間だ、
お互いに苦手な教科をカバーすることができる。
また、パーティーは最大4人なのだ。
パーティーは1日単位で編成届けをだす仕組みだ。
「そろそろ行こうぜ。今日は漢字中心だってよ。」
「あっ、うん分かった。ちょっと待ってて。」
僕は身支度をして翔のあとを追いかけた。
「えー、それでは。これから国語をはじめる。」
国語担当の、嶋風先生がそう告げると、
中型の恐竜のようなものが出てきた。
「1パーティー2体倒したら終了だ。
一体は読み、もう一体は書きだ。
では、各班頑張りなさい。」
そう言い残しどこかへ行った。
「おい、澄也行くぞ。」
「うん」
翔を先頭に戦いに行った。
まずは読みからだ。
<森羅万象>
さっそく1問目だ。
「簡単じゃねーか、
・・・そこだ!!」
そう言い、翔は、
<しんらばんしょう>
と浮き出た部位を攻撃した。
「ギャオーン」
モンスターが怯み、隙ができた。
「このまま一気にいくぞ。」
そうして僕達は
更にたたみかけるべく、
モンスターに向かって走って行った。
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