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プロローグ

異世界ラクナロット。そこは、対立する三種族による争いの絶えない世界。


有翼人種・海生人種・陸上人種による争いの果てに何が待っているのか。

平和とは何か。


『飛べない背翼種』の青年がこの世界にもたらすものは、平和か、破滅か。


その答えは誰にもわからない。

世界が終わるまで。

異世界ラクナロット。


我々の住む世界とは別の時空にある世界。


そこには、エアリアルと呼ばれる有翼人種、シーポーンと呼ばれる海生人種、そして我々の姿によく似た地上の人種、ヒューマンが存在していた。


厳密に言えばそれぞれもっと詳しく分類別けされているのだが、それこそ途方もない数となるので、今は触れないでおこう。



太古の昔より今現在に至るまで、この三種族はずっといがみ合い、争い合ってきた。


彼らはお互いを「羽根無し(有り)」「エラ無し(有り)」と呼び、罵り合った。


お互いがお互いを下等種族と蔑み、終わる事のない戦争を繰り返す。


高所に住むエアリアルは地上にまで活動領域を広げようとヒューマンを。


地上のヒューマンは食料の豊富な海を目指し、シーポーン達の海域へ。


保守的なシーポーン達は攻め込む事こそ無いものの、海を守り続け、ヒューマンに抗い続ける。


そんな負の歴史に終止符を打とうと、お互いが手を取り合って生きる事を選んだ者達もいる。

しかし、それらも大多数の内のほんの一握り程度でしかなく、争いはますます激化して行くばかりであった。


この平和とは程遠い世界で、『飛べない背翼種』(ノースレット)の青年、レスト・ラギリオンは、ただ毎日を無為に過ごしていた。


だが、彼の日常における本の些細な切っ掛けと行動が、やがては世界を大きく揺るがす事になるとは、まだ誰も知らなかった。


世界の向かう先は、永遠の闘争か、恒久の平和か。


全ては、神のみが知っている。

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