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●新進気鋭というよりも、手堅い印象を抱かせる一作。


【収録曲】


1.晩餐(ばんさん)()

2.月面着陸計画

3.純恋愛のインゴット

4.アイモライモ

5.マルボロ

6.星街の駅で

7.シーソー

8.サクラキミワタシ

9.ひゅるりらぱっぱ

10.地獄恋文

11.孤独の鯨

12.一輪花

13.愛の賞味期限

<ボーナストラック>

14.愛の賞味期限 (ROCK ver.)

15.サクラキミワタシ (piano ver.)


 近年、顔や経歴等を隠して活動するアーティストが珍しくなくなってきましたが、2023~24年にかけて『晩餐歌』をヒットさせ、今作が初のアルバムとなる「tuki.」もそのうちの一人といったところでしょうか。「ネットから火がついた」「公式で本人のイメージイラストが存在する」等という点から、活動形態はAdoに近いとも言えます(こちらはシンガーソングライターで、音楽性が似ているわけではありませんが)。


 また、今作のタイトルになっている通り、彼女は弱冠15歳(リリース当時)ということが強調されていますが、新進気鋭の……というよりも、手堅く様々なポップソングを作るミュージシャンといった印象がありました。『月面着陸計画』はBUMP OF CHICKEN辺りを彷彿(ほうふつ)とさせるファンタジックな楽曲に仕上がっていますし。『マルボロ』はタバコをモチーフとしたラブソングで、どことなく懐かしい雰囲気が。『サクラキミワタシ』は、20年程前に流行した「桜ソング」的な色合いですし、『ひゅるりらぱっぱ』や『地獄恋文』はボーカロイド音楽からの影響を感じ取れます。


 言い換えれば、彼女ならではの個性が確立しきっていないようにも見え、そういう意味では新人らしいところもあります。とはいえ、分かりやすくメロディアスな楽曲を聴かせる作風自体は個人的には嫌いではないですし、「今後に期待」といったところでしょうか。まあ、すでに『晩餐歌』というヒット曲を出している彼女に対してこんな言い方をするのは変な話なのかもしれませんが。


評価:★★★★

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