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俺たちとスライムの物語  作者: 風哩〆リア友勢
最初の町「ポートベルク」へ!
7/8

第七話 理由と仲間

また遅れてしまい申し訳ありません!

が、頑張って書きましたよ!?

「じゃあ、僕の名前から。僕の名前は『ヨツキ』、よろしく」


 黒髪の男がヨツキか……俺は『川内 風哩』で、この世界だったら珍しい名前だしな……ここは違う世界だし。名前は川内を取って――


「俺の名前は『フウリ』。よろしく」


「フウリ、良い名だね。それじゃあ、次に、『理由』だね」


 ヨツキは深呼吸をする。これは大事なことなのだろうか―――


「簡単に説明すると、とある有名な冒険者だった人が『名前』を知られて、一般市民の人たちがその人に恨み、攻撃して、地の果てまで追い詰め、なんてよくわからない事件が多数起きた」


 自分の名前を知られて恨まれる。よく分かんないな……


「そういった事件を聞いたギルドマスターが一緒の冒険者なら名を出してもいいが、一般市民などは禁止。と言った。けれど、一般市民がギルドに訪れてくる。まだギルドカードを持っていない人を狙ったり……だからうるさいってわけさ」


「なるほど……教えてくれてありがとうございます」


「いいよ」


 つまり、気軽に知らない人に自分の名前を教えないほうがいいってわけか。すごい世の中だな―――


「話も済んだことだし、みんなのところに戻ろうか」


 俺はうなずいて、ヨツキと一緒に2人のところへ戻って行った。


「あ、おかえりなさい」


「どうだった?」


 灰色ロングの女と茶髪の女が言う。何がどうだったのか、と問いかけると「え?」と言い、茶髪の女が言った。


「冒険者カード!!見てないの?」


「あ!」


 気が付いた俺は冒険者カードを見る。


≪冒険者カード≫

 ・名前、『フウリ』

 ・能力、『まだ不明』

 ・スキル、『なし』

 ・レベル、『2』



 能力は不明だからある可能性があるとして……スキル、なし?俺はがっかりしていると灰色ロングの女が問いかける。


「どうですか?いいスキルや能力ありましたか?」


「い、いや……何も」


「で、でも、冒険していくにつれて何か見つかったりするかもしれませんから!元気を出してください!」


 暗い表情のまま答えたせいか、すごく励ましてくれた。俺は「ありがとう」とお礼を言って表情を戻す。ちょっとはチート級の!みたいな最強の!みたいな強さの能力、スキルがあってはほしかったが、俺は目立つのは嫌いだったし、いっか。


「あ!私、まだ名前を言ってなかったですよね!私の名前は『リサ』です!よろしくお願いします!」


「ついでに私は『アリア』よろしく!」


 それぞれ灰色ロングのリサ、茶髪のアリアが俺と握手をした。俺も自分の名前を言って、次はスライムの話になった。


「スライムに名前はあるの?」


 アリアが言ってスライムに聞く。スライムの言葉は分からないのもあり、スライムは俺に答えた。


「名無しで」


 予想外の返答。まだ、『普通のスライム』なら分かったけど―――


「名前は合ったほうが良いと思うよ?」


「―――」


 提案をしたが無視。あーちょっとイラつくな~。まあ、決まってないってことにしておこう。


「まだ決まってないらしいです」


「……そっか」


 アリアが少しがっかりしているとヨツキが話し始める。


「立ち話は疲れてしまうだろう、どこかで食べながらはどうかな?もちろん僕のおごりでいいですから」


 ちょっと足を痛めていた俺にとっては最高の話だ。


「あの男の件については申し訳ないと思っているよ」


 やったーとみんなが喜ぶ。みんなが。ヨツキは俺の分だけをおごるつもりだった……でもみんなの分をおごる流れになっている。


「やれやれ……仕方がないな」


 ヨツキはこの状況をどうにもできないと判断し、諦めておごることにした……最初はかなり驚いた顔をしていたのに、今はそこまで、すごく冷静に判断できる人だ。



 ギルドから出て少し歩いた。するとヨツキが立ち止まり、「着きましたよ」と言いながら指を指した。


「何も変わっていませんね」


「本当にねー」


 前にも来たのか、みんなはそう言った。


「いいじゃないか。料理が不味いわけではないからね」


 みんなの表情は、「そう言ってるわけじゃない」と言っているような呆れと怒り混じりの顔だった。ヨツキは気にせず入っていく。みんなも続けて入って行った。外見が汚すぎて最悪の店に。


「ここに座ろう。さあ、何を頼む?」


 中は綺麗な店。と思いながらみんなの座っている席に座り、メニュー表を見る。


「い、5つだけ……?」


 目の前に見えているメニューを見て驚きを隠せないでいると、この店の店員らしき人がこちらに向かってきた。


「あ!いつもの方々ですね!また来てくださりありがとうございます!今回も同じものを頼まれますか?」


「はい、お願いします」


 リサに続けてアリア、ヨツキも「同じで」と答えていく。


「では、あの方はどうされますか?」


 一斉にみんなの視線がこちらに向く。迷いと視線の恐怖もあり、俺は「おすすめで」と答えた。店員の人は、「かしこまりました」と言いながら礼をして、厨房へ向かう。


「す……ご……とあとはあの方々のいつもので」


 なんだろう、俺には「スライムご飯」に聞こえたような……、まあ、いっか。


 みんなは、ウキウキしながら料理が来るのを待った。

第7話、どうでしたか~?面白いと思っていただけたら、評価、ブックマークお願いします!

あのゆりがね~忙しかったんで僕が前書き、後書き書きましたよ~。僕も忙しくて~疲れてたのに~。

はい!こんなことはいいとして、では、またお会いしましょう!

(よしだ)

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