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俺たちとスライムの物語  作者: 風哩〆リア友勢
 
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第四話 誰かの過去と旅立ち

今回も、頑張って作りましたー!!

今回、表現が難しく、頑張って書いたので見ていってください!!

では、どーぞ!!

「ああ、うざい、うざいうざい。あの教師うざい」


 ―――?一体俺は何を見ているのか。夢、なのだろうか。意識だけで体などはない。


「あー顔を思い出すだけでも腹が立つ」


 この景色、見覚えがある……俺が通っていた学校だ。この見ている中学生は見たことがありそうだが思い出せない。


「殺す……絶対、あの教師、殺す」


 昼間で授業中にも関わらず校門を出て、どこかへ向かう。

 こ、殺す!?今、そう言ったよな!?やばいけど、別に身動きが取れるわけでもない、ただ見ていることしかできない。


「ここだ……ついた……」


 中学生が訪れた場所は、誰かの家だった。最初はこいつの家かと思ったが、インターホンを押して出てきた人は、俺の知っている先生だった。


「あ、君!学校は今授業中でしょ!?早く戻って―――」


「黙れ、黙れよ」


「―――?」


 すると中学生が先生の家に走って入った。


「燃やせばいいんだ。燃やせばいいだけだ」


 椅子に座っている子供を無視し、テーブルにあったライターを持つ。


「家をまず燃やす」


 そう言いながらタンスを、椅子を、カーペットを、どんどん燃やしていく。先生は止めようとするが、体は震えて動けていない。今目の前にいる中学生に恐怖しているのだろう。


「包丁で刺したら殺せるよね」


 左手に包丁を持った中学生は右手で先生の首を掴み、だんだんと絞める力を強くしている。


「憎いんだよ、憎い、あー憎い。うざい、うざいうざい!!」


 もうすでに先生は呼吸が荒くなっている。


「あーあー」


 椅子に座っていた子供が中学生を掴む。助けようとしている、俺も助けたいのに、すぐに止めたいのに、動けない、見ることしかできない。


「邪魔だー!!!」


 手に持っていた包丁を子供に刺す。見たくない、ひどい光景だった。


「あ…………」


 先生も涙を流しながら呼吸が止まった。ひどい、こんなひどいことをするなんて―――


「お、おい……何を……何をやってんだ!!!おい!!おい!!」


 家に入ってきた男が見える。どこかで見たことある男、それは、俺を殺したあの男だったのだ。


「母さんに何を………おい……マジで待てよ。俺の、俺の子供が何で、何で包丁で刺されてんだよ」


 子供と、先生を助けようと必死にいろいろとしている。中学生は、ふっと少しだけ笑みを浮かべどこかへ逃げて行く。


「許さない。絶対、絶対絶対に!!絶対に!!」


 目に涙を浮かばせながら怒りを爆発させた男を見た瞬間、視界が真っ暗となった。



「おーい。起きて。起きて!」


 ぺちゃ、ぺちゃっと耳元で音が聞こえる。目を開くと目の前にスライムが殴っている姿が見えた。


「あ、うん」


 変な夢を見たあとのスライムはなかなかだ。変にイラつく。


「あと5分!!急いで!」


 今何時だ、とスマホを取ろうと思ったが、この世界にスマホがないことに気づき、辛い気持ちになりながら出かける特に準備をすることはないが準備をした。


「ちょ、トイレ行きたいんだけど、トイレってどこ?」


「ない!スライムにはいらないからね、外でよろしく」


 あーすげー嫌だ。朝から嫌な思いをしながら俺はスライムのところへ戻る。


「あ、そうえば、朝ご飯ってどうするの?」


「そりゃーボートに乗っているとき」


「はーい」


 俺はここに特に文句は言わなかった。またずっと歩いて疲れるよりかはまだ、まだましだったからだ。そう思い、海がある方向へ歩いて行く。するとスライムが「どこに言っているの」と言いながらこちらを向く。


「……え?ボートと言えば海……じゃないの?」


「ここにあるから、乗って!」


 視界には不思議な光景があった。地面にボートを置いている。よく分からないが、言われるがままにボートに乗り、座る。


「出発!!」


 スライムの声とともに、ボートは宙に浮いた。何、『サポート系』のスライムだったりするかな……


「あとは漕ぐだけ!」


「は、はい……」


 動揺しながらも、手元にあった手で漕ぐシャフトを持ち、漕ぎ始めた。漕いだことない俺からしたらかなり良い感じに漕げていると思う。ストレスを力に変えているおかげ……で。


「全然漕げないよ、それじゃあ」


「はいはい!!」


 漕ぎ始めて10分。かなり疲れがたまり、ばったりするがなぜだろう、さっきの島が見える。俺の努力では、あまり移動していなかったらしい。


「もっといい方法ない?」


 じゃないと一生無理だし、と余計な言葉をスライムは言う。イライラするが気持ちを落ち着かせていると、じゃあと言い、スライムは話し始める。


「ブースト使おうかな。あ、説明はしないから。見たほうが速いし」


 なんだろう、心の声を分かってくれているが、違う言い方があったと思うが―――またイライラしてきていると、スライムが唱え始める。


「唱えるんだー!!」


 俺の声を無視していたがかなりすごい光景だ。そんなことを思っているとスライムが唱え終わり、それと同時にボートが勝手に進み始める。


「い、いや、漕がなくてよかっただろ!」


 スライムにツッコミを入れ、進んでいる間は周りの景色を見続けていた。

あけましておめでとうございます!!第4話はどうでしたか!?

楽しく小説を書くことは良いですね!これからも楽しんで書いていこうと思います!

感想あればよろしく!!評価、ブックマークをしていただけるとより小説が面白くなるかも!?

では、また第6話で会いましょう!!

(よしだ)

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