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第2話

隊長がどのような手段を考えているのかは分からない。


もし都庁ロボが動き出したら、その暴走を食い止めるために、国会議事堂ロボを発動させるのか。


国立競技場の整備はやっと終わったばかりだ。


スカイツリーの完成から始まった巨大な国家ロボ整備改修計画の一環、個別に運用されていた各種ロボット部隊の連携がようやく実現するところだ。


都庁ロボメンテナンス責任者だった飯塚さんが、それを邪魔しようとしている。


飯塚さんを指名した任命責任を、隊長は免れないだろう。


以前から問題視されていたロボット部隊の一元管理の危険性が再び叫ばれている。


飯塚さんの真の目的が隊長の失脚と交代だなんて、考えたくない。


現在、隊長を含む特別編成チームが都庁警備にあたっている。


清掃作業員に扮した肉弾戦のエキスパートたちが内部をくまなく巡回警備し、IT精鋭部隊は飯塚さんの仕込んだ操縦プログラムの解析と、配線確認作業に躍起だ。


「都庁ロボは、こっちの管理下にはないのか」


竹内は首を横に振る。

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